tiblog

先月のtiblogでみなさんに大変ご心配をおかけしていることを痛感するとともに、まだ心配してくれる方々がいるんだと、ちょっと嬉しいtibです。いくつかアイデアを出していただきましたが、掲示板は来年6月までは使えることですし、このサイトの運営をどうして行くかはもう少しゆっくり考えることにさせてください。でも、正直いうと、私はこのサイトは閉鎖する気でいました。

もちろん運営費がどうのといったことが理由なのではありません。このサイトの運営費くらいは私が捻出できるということは最初にアフィリエイトの話を切り出した時に書いたとおりですし、その気持は今も変わっていません。ですから「MsFCを存続させたいと思うならプラス収支になるように協力して」という話ではないということだけは誤解なさらないでいただきたいのです。また、最近の掲示板への書き込みが減ったからでもありません。

私はMsFCはその役目を終えた、と感じているのです。...もう何年も前から。

2005年6月、初めてMsFCでオフ会を開いたときに私はこのサイトを立ち上げた2003年8月当時の心境について、出席者の方々に説明しました。

当時のネット社会は、主婦(特に専業主婦)という存在に対して非常に冷たいものでした。「主婦はガキ以下の脳みそなのでお断り」と堂々と書いているサイトもありました(いや、そのサイトは今でもあるんですが)。その頃、小学生を中心にネチケットを教えるサイトを運営していた私は、主婦冷遇の風潮に半分憤りながらも半分否定できずにいました。確かにそのサイトに集まる小学生たちは大人よりも素直で、教えたことはすぐにちゃんと理解してくれますし、自分が理解したことを他の子達に噛み砕いて説明してくれたりもします。私が教えるだけのサイトのつもりだったのに、みんなが考えてくれるんです。人間として私が学ばなければならないくらいでした。「大人以上の知性と理性を兼ね備える子供たち」が少なからずいる以上、表現こそ過激でも「主婦はガキ以下」と感じてしまう人がいてもおかしくはなかったのです。その当時私は、ただそれは「主婦は子供よりも絶対的に劣っている」ということではないでしょ？ということをネットを手足のように使っている人達に向けて言いたくて仕方なかったのでした。単にこれまで知る機会がなかっただけだったんだよ、と。主婦だって知る機会さえあればネット社会の敵でもなんでもないんだよ、と。

でも、現実には私の目にも「ガキ以下？」と映ってしまうような主婦の方も散見されたのも事実です。そんな中、「はなまるマーケット」の公式BBSで 「番組と直接関係の無い話はどこかよそでしてください」といった意見がやたらと目につくようになり、「どこかよそでって言われてもそのBBSのシステム上どこへ行けばいいっていうのさ...あ、私が作ればいいのか」と思い立ったのが、このサイトの始まりでした。日本のネット社会における主婦への偏見を打破したい...というと随分仰々しいですが、私がみなさんの先頭に立ってネットとの付き合い方をイチから教えるようなスタイルでなく、そこに集まった人達との交流の中で皆さんが何か気付いていってもらえれば、という考えはありました。

#...えーと、第1回オフ会に参加された方々、私が言ったことって↑で間違いないですよね？

時は流れて、現在。ネットは普段の生活により深く浸透していて、個人でも簡単に情報を発信できるようになりました。それも文章だけではなく写真や動画だって簡単に貼り付けられるSNSがいくつもあります。mixiやFacebook・MySpaceに代表されるようなクローズドなSNSも、twitterやYouTube・UstreamのようなオープンなSNS(...と呼ぶには語弊がありそうですが、私はSNSの一種だと捉えています)も、決して敷居の高いものではなくなりました。CookpadやShufule・ママイコのように目的を限定したSNSも多く出てきて、MsFCでなければ得られないことは減ったと思うのです。むしろ、MsFCでどうしてもできなかったこと(←これが何かは秘密)が簡単にできるようにもなっています。皆さんの中にもここに挙げた(もしくは同様の)サービスを利用している人、いるでしょ？

さて、小難しい話が長引いてきたところで月初め恒例、このサイトの収支報告です。

アフィリエイトにご協力下さった方々、ありがとうございます。なんか話の途中のような感じもすると思いますが、私の考えは一旦ここで留めおかせて頂いて、皆さんのご意見をお待ちしております。