2003年08月31日 ダイエットは一日にして成らず
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最近、自分の体型が気になってきました。普通のTシャツのはずなのに着るとピタTになってしまう有様です。なんとかしなきゃ。でもどうやって?
最近ダイエットに効果があるらしいと噂の飲み物がコンビになどに並んで、結構売れているようですが、試しにあれを一口飲んでみたら「ダイエットってこんなに大変なものなの!?」と叫びたくなるような味でした。あれを毎日1本なんてとてもとても高い壁のように思えました。なにか別の方法を考えなきゃ。
そんなある日、知人が自転車に乗ったら? と勧めてくれました。その人は新しい自転車を買ったので預かってくれる人を探していたんだそうです。貸してくれる(タダで使わせてもらえる)ならということで、昨日、自転車を受け取り家まで乗って帰ることにしたのはいいのですが、問題はその距離です。大体50kmはあるでしょうか。普段乗り慣れてる人ならたいした距離ではないのかもしれませんが、自転車といったらここ10年くらい近所のスーパー(往復300m)くらいしか乗ってません。自転車以外の運動らしい運動もしていません。その私がいきなり50km?「同じところをぐるぐる回っているよりどこかを目指して走る方が景色もどんどん変わっていくから飽きないし、普通の道路を行くんだからちょっと疲れたらコンビニでもみつけて休み休み行けばいいじゃない」という言葉に説き伏せられ、ともかくスタートしました。
スタートしてから10分で最初のヤマ場が来ました。「あー、やっぱりやめといた方がよかったかなぁ。今なら戻るだけの体力もあるし...。」やはり長年培ってきたグータラな体(精神?)は正直なようです。とりあえず自転車を降りて地図で場所を確認すると、え?もうこんなところまできてるの? と自分の目を疑うほどに進んでいました。さすがはプロ用の自転車です。ママチャリとはまるで性能が違います。このペースなら信号待ちとかを計算に入れても 2時間ちょっとで家につけるんじゃない? 気を取り直して再出発です。
...計算は甘すぎました。ペースはどんどん落ちていくものだということを忘れていました。1時間を少し過ぎたあたりから急に疲れが出てきました。コンビニを見つけては休み、営業していない店の駐車場を見つけては休み、を繰り返しながら進むこと3時間半、3分の2くらいまで来たところでなんと「タイヤが外れる」という大ハプニング(もうアクシデントと言っていいのかもしれません)。もちろん私にはタイヤを修理する道具も腕もありません。道行く人に聞いてみるとすぐ近くに自転車屋さんがあるというので行ってみると「あー、こういうタイプの自転車は面倒だからやりたくないんだよねぇ、この道を10kmくらい行ったところにもう一つ自転車屋があるからそこでみてもらいなよ。」と修理を拒否されてしまいました。私が借りた自転車は、町の自転車屋さんが手を出したくなくなるほどのプロ仕様自転車だったらしいです。それでも「もう一つの自転車屋」さんがちょうど私の家の方向、これから行こうとしていた道沿いにあったのは不幸中の幸いと、えぇ、歩きましたよ。自転車を押しながら2時間。やっとのことでたどり着いた自転車屋さんは、ご自身もロードレースに参加されている方で、ものの10分で直してくださいました。他にも自転車の整備で気をつけなくてはならない点とか、疲れない乗り方について親切丁寧に教えてくださいました。よほど自転車と乗ってる人間のギャップを感じられたのでしょうね、ご主人の最初の一言が「これ誰かから借りたの?」でしたから。
自転車が復活してからはさすがにプロ用だけあって、あっという間に家までついてしまいました。休んでいた時間、歩いていた時間も合わせると6時間もかかりましたが、50kmを自分の力で走りきったんだという充実感とお尻の痛みで一杯でした。自転車用のパンツくらい買った方がよさそうです。...まぁこれで満足しないで少しずつでも運動するクセをつけられたらと思います。