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2007年04月14日 映画を見てきました

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今日は久しぶりにちょっと時間が出来たので映画を2本ハシゴしてきたtibです。「ロッキー・ザ・ファイナル」と「不都合な真実」。2本で4時間の長丁場なので、食べ物・飲み物もたっぷり用意して万全の体制で臨んだのに、映画に集中しすぎて結局ペットボトルのお茶1本飲んだだけでした。

というわけで、今回はこの2本の映画をこれから見ようとしている人の邪魔にならない程度に感想を書いてみたいと思います。

今回見た「ロッキー・ザ・ファイナル」って、シリーズの6作目になるらしいんですが、実をいうと私「ロッキー」のシリーズって、小さい頃に「ロッキー供廚髻⇔更埣罎糧行機の中で「ロッキー検廚鮨欧椶唄磴埜た程度なんです。なので、そんなにロッキーのファンというわけではないのに、なぜかこれは絶対見なきゃっていう気になってしまったので、全国的には来週から公開なんですが、今日から先行上映する映画館が何ヶ所かあるというので、ゆうべのうちにネットで座席の予約をしておきました。

いざ映画館に入ってみると、時間帯が早いからなのか、結構宣伝している映画の割には先行上映の初日だというのにガラガラです。600席以上あるというのに30人位しかいなかったと思います。ネットで予約した座席はとても見やすい最高の位置といってもいいんですが...、なぜこれだけガラガラな状態なのに私の両隣は埋まってるの? もちろん知らない人ですよ。ネットでの座席予約って「いい位置から順に埋めていく」っていう方法で、予約手続きをしてきた人達に割り当ててるんだと思うんですが、これだけガランとした映画館の中でここだけ人口密度が高くて、落ち着いて見るにはちょっと...でした。いくら全席指定だからって、私の両脇に座っていた人は座席ひとつくらいずれて座ってくれてもよかったんじゃないかなぁ〜?

で、映画の中身なんですが、ロッキーはレストランの経営者になっていました。毎晩、お客さんに昔の試合の話をしたり記念写真を撮ったり、完全に過去の栄光で生きている状態です。歳を重ねた分、体はもちろん衰えてきていますが、ハートに暑い物を残したままになっています。一方、強すぎるのかよきライバルのいないまま観客に飽きられ出している孤高の現チャンピオン。取り巻き達は話題作りのためにロッキーとの試合を企画します...。

この映画の中で私が特に感情移入できたのは主人公のロッキーではなく、その息子・ロバート君でした。若手サラリーマンの彼は、偉大すぎる父の存在のために自分を見失っています。会社に入れたのも父が有名人だったからと思いこんでいて、父の若かりし頃の映像がテレビに流れるたびに周りからはやし立てられる彼は、ロッキーが再びリングに上がると相談されて戸惑いながら納得したものの、その試合相手が現チャンピオンと聞いて止めるよう説得しようとします。この説得しようとするシーンが一番印象に残ったんですね。というのも、ロバート君の生い立ちがほんのちょっとだけ私と重なるんです。ロッキーほどの有名人ではありませんが私の祖父はそこそこ名前が知れていたために、私は小さい頃から何か成し遂げる度に「やっぱり○○さんのお孫さんだねぇ」といわれ、また、何かやらかす度に「○○さんのお孫さんだというのになんてザマだ」と、学校の先生達を始め周りの大人達から言われ続けました。私が何かいい事をすれば祖父の手柄に、何か悪い事をすれば私の責任に...という構図が幼心にどうしても納得できず祖父の存在を恨んだ事もありました。世の中に付加価値無しで私だけを見て評価してくれる人はいないの? と。ロバート君にとって、父の存在は自分のアイデンティティを築く上で邪魔な物でありながら、どこか心の拠り所でもあったのでしょう。父が老体を晒して落ちぶれた試合をする事は、「あの人の息子」と呼ばれる事から逃れられない彼にとっては自分まで崩壊してしまうような不安を感じていたのではないかと思います。できればここのやりとりをもっと深く描いてほしかったのですが、自分の熱い想いを言葉で丁寧に理路整然と表現していては「ロッキー」で無くなってしまうような気もしますし...。

もうひとつ印象に残ったのが、映画が終わった後のクレジットロールでした。香港映画とかだとNGシーンとかを挟みながらスタッフの名前が流れていきますが、この映画ではロッキーシリーズの代表的なシーンのひとつ、階段を駆け上がってガッツポーズを取るシーンのマネをする一般人が次々に映し出されていくんです。それがなんとも、どれだけ多くの人に愛されたキャラクターだったのかを雄弁に物語っていました。...えーと、全体的にですね、「ロッキーは時代のヒーローだった」というのが前提になっていますので、ロッキーシリーズをどれも見た事のない方はもしかしたら興ざめかも知れません。「機廚「供廚らいはあらかじめ見ておく事をお勧めします。

一方「不都合な真実」は元アメリカ副大統領・ゴア氏の講演を中心に、地球温暖化の実態を解説していく映画です。ロッキーとは真逆で、学生時代からずっと続けてきた研究の成果を図解を交えながら徹底的に言葉で丁寧に理路整然と説明していきます。アル・ゴア氏って、私が初めて知った時には既に政治家だったので、環境保護団体から支持でも受けている政治家なのかな? と思っていたんですが、もともと学生時代からそういう研究をしていた方だったんですね。私はそんな人がなぜ、研究者でなく政治家の道を選んだのかが不思議でした。そこについて映画の中では明確に答えてはいませんが、どうやら「研究室の中だけでは研究は出来ないから」というのが答のようです。世界中の研究者とコンタクトを取りやすい、個人ではなかなか行けないような所(例えば北極の氷の下とか)へも軍の原子力潜水艦を使って行く事ができる、自分の仮説を裏付ける証拠は、軍が隠したがるような情報でも開示させる事ができる...などです。

本人が「このテーマでの講演は少なく見ても1000回はやっている」「講演がどうすればもっと分かりやすくなるのかを常に考えていて、どんな小さな点でも見つけたら徹底的に改善していく」と言っているだけあって、所々ユーモアも交えながらの講演はとても分かりやすいものでした。ただ分かりやすいだけでなく、話の中にドラマがあるとでも言いましょうか、聞く人を不安にさせたり励ましたり、とにかく人の心を掴む事に細心の注意を払った演説はさすが政治家と思いました。なんであんな戦い方をする対立候補に負けちゃったのか不思議でなりません。

私はオーストラリアに住んでいた頃、地球温暖化という言葉こそ知りませんでしたが、「経済成長と環境破壊のバランス取り」について話をした事がありました。オーストラリア人は当時からオゾンホールの存在に日本人より敏感だったので、環境破壊については一般人でもみんないろんな意見を持っていたんですね。「文明はもう十分進歩したじゃないか、これからは環境維持に目を向けるべきだ」と主張するオーストラリア人に対して私は「今の生活レベルを落とそうという覚悟が人間にない限り環境破壊は誰に求められない。あなただって今日ここに来るのに車を運転してきたでしょ? 排気ガス出しながら帰るんでしょ? 環境に害を与えながら環境維持を訴えるのは矛盾じゃない?」と言ったのを憶えています。その後、その人は一切の文明を排除した自給自足のコミュニティで生活しているそうです。一方私は世俗にまみれて、決して地球に優しいとはいえない生活を続けています。

映画の中でゴア氏は、私のこの考えが間違いだと断言します。生活レベルを落とさなくても環境維持はできる、と。市民レベルでできる小さな事の積み重ねと、企業や研究者による技術革新と、政治家の意志があれば世界は変えられる、と。車産業を例にとって、エコを考えてこなかったアメリカ車が苦戦していて、エコ技術の開発に大金を費やし続けた日本車が売り上げを伸ばしていると説きます。環境維持においてアメリカはまだまだ世界に後れを取っているけど、中にはエコを考えると表明してくれる州や都市も出始めた...と一縷の希望を見せて講義はクライマックスに達するのですが、私の記憶が確かならその、チラッと映った「エコ表明した州」っていうのはほぼ全部、7年前の大統領選でゴア氏を選んだ州だったような。。。。つまり、国境や人種や宗教など一切関係なく地球を守っていくために団結するんだと説いている人が、まず支持政党の壁を越えられていないのでは? ...という新たな疑問がでてきたところで映画は終わりました。

変なオチのつけ方になっちゃいましたが、不都合な真実は超お勧めです。
 

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これまでに寄せられたコメント

今さら、「ロッキー」?と、思っていたけど、見る価値あるってこと?
結構観ていたけど・・・

わたしには有名は先祖はいないから、子孫に期待しよう(大爆)

By かに座のルビー : 2007年04月15日 22:02

かに座のルビーさん:
> 見る価値あるってこと?
アメリカでの評判はあまりよくなかったらしいですけどね、私はおもしろかったです。

By tib : 2007年05月01日 22:40

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