Ms. Flower Circle > 管理人 > tiblog > 2006年09月03日

tiblog

2006年09月03日 M-1グランプリ・2006

Trackback URL : [ http://ms.flowercircle.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/270 ] [コメント (2)] [トラックバック (0)]

いとこが結婚する事になりました。まだお相手に会ってはいませんが「関西出身でお笑いには厳しい」と聞かされてちょっと嬉しいtibです。これから親戚で集まったときには爆笑させてくれるのかな? それともこっちの会話に引いてしまわれるかな? ...なんて事を考えていたら、自分の笑いのセンスに自信がなくなってきちゃいました。...お笑いのセンスを鍛えなくっちゃ。

...だからという訳じゃないんですけど、もう年末恒例となっている漫才日本一を決める「M-1グランプリ」。実はその予選(1回戦)の初日が昨日ありまして、行ってきました。...出る方じゃないですよ。あくまで観る方で。

M-1といえば、これまで年末の決勝しか観た事ありません。お笑いのライブへ行くのも10数年ぶりです。この歳でお笑いライブに行って逆に浮いてしまわないかな? ...という不安を抱えつつも行ってみると、100人弱でいっぱいになる会場に立ち見も含めて150人は入っていたでしょうか。まぁ圧倒的に若い人達が多いものの、みるからに年上の方もいて私が浮いてしまうほどではありませんでした。...ん? 誰? 「年齢に関係なく tibの存在は浮く」なんて言ってるの。

予選(1回戦)は1組2分の持ち時間で漫才を披露します。1組の漫才が終わると間髪入れずに次の組が出てきて...、が繰り返されます。その数なんと140組。一応8組演じる毎に司会者が出てきて短いトークと次の8組の紹介をするのですが、本当にあっさりしたものですぐ次へと進んでしまうので、席を立つ暇はありません。途中1回だけ15分の休憩があっただけでした。その間、ず〜っと堅いパイプ椅子に座って、ろくに身動きも取れないくらい詰め込まれた中で6時間。ある意味、苦行でした。

でも、苦しいのはこの6時間だけ大変な思いをしている私たちより、たった2分に自分のすべてをぶつけなければならない出場者かも知れません。私は「2分という短時間じゃ、ただの宴会芸みたいにちょっとヘンな事をやって一瞬の笑いをとる方向に走っちゃうんじゃないか」と心配していたんですが、いやいや、ちゃんと皆さん2分に収まるネタをしっかり作ってきます。でも、出場者の多くは、多分もっと長い(3分とか5分とか)のネタを削りに削って無理矢理2分間に押し込んだ印象も強く、「え? ここでいきなりオチなの?」とビックリしてしまうようなものが多かったですね。中にはステージに上がった瞬間、緊張しすぎでネタを全部忘れてしまったらしく、自己紹介だけして帰ってしまったコンビもいました。そんな中、やっぱり実力のある人達は違います。最初の一言二言でもう観客を自分たちの世界に引き込み、2分間に大爆笑をいくつも引き出します。決して「テレビに出ているというステータスを喜んでいるだけ」ではなく。ネットではこんな短時間で漫才の何が分かるんだ? みたいな疑問の声もありましたが、私はむしろ、2分だからこそ実力(ネタの構成能力っていうのかな)が見えてくるように感じました。

出場者の中にはテレビで観た事のあるような人も、初めて観る人も、ついさっきまで私の目の前の席で一緒に笑っていた人もいました。中には1歳にもなってないような赤ちゃんとお父さんのコンビもいました。漫才できるの?...というか、ステージで泣いちゃわない? ...と、観てる方がハラハラドキドキ。でも泣きも芸もしないまま無事ステージを終えました。うーん、あぁ見えて実はステージ慣れしているのかも知れません。言葉をしゃべれるようになったらいい芸人さんになれるかも。

そうそう、ひとつ不満だったのは、女性の芸人さんがほとんどおもしろくなかった事です。どうも自分の容姿や立ち振る舞いをネタにするパターンが多かったんですね。それはある意味「女の武器」でもあるんですけど、そこに頼っているうちは男性の芸人さん達と対等に張り合えるようにはならないと思ってしまいました。

本当は昨日(9/2)だけでなく今日(9/3)も見に行こうと思っていたんですが、
6時間という長丁場はさすがに体力的にきつくて、連日行くのは断念しました。
 

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

これまでに寄せられたコメント

どうやら、お笑い系の感性があまり発達していないらしい私、「エンタの神様」とかを見てても殆ど笑えないので(何故か、あんまり面白いと思えないんです)、予選の6時間なんて苦痛だろうなぁ…。

>どうも自分の容姿や立ち振る舞いをネタにするパターンが多かったんですね。それはある意味「女の武器」でもあるんですけど、そこに頼っているうちは男性の芸人さん達と対等に張り合えるようにはならないと思ってしまいました。
これは解る気がします。
私は、男女を問わず、出来れば知性を感じさせるものが良い。
「お、何か高尚なネタだ」と思わせておいて最後に自虐ネタや下ネタに落とすならともかく、それしかネタが無いのって、芸幅がそこしかない、って言ってるみたいでどうも苦手です。

育ちが上品なので(←おいおい)、下品なネタも駄目だし、ドッキリカメラ系の他人を騙すネタも見てると不快になっちゃって駄目なんですが、これって、芸幅云々より私の笑いの幅が狭いのかも?!

最近、何度見ても笑ってしまうのは、爆笑問題のCM。
「俺、転職しようと思うんだ」
「何に?」
「ツッコミ」 (「田中に」)

彼ら自身のネタか、脚本家がいるのか、どちらかは知りませんが、私の中では最近の一番のヒットです。
あ、でも、爆笑問題は数少ない好きなお笑いの内の一組です。


追伸:tib様
前回更新時から、更新履歴から貼られているリンク先の“最新のものだけ”に入れません。
リンクされている筈の部分にカーソルを持っていっても指のマークに変わらず…。
今回の更新後、前回更新時に入れなかった9/1のtiblogには普通にリンクが貼られている状態になりました。
先月はそんな事無かったんですけど…なぜでしょう??

By 金木犀 : 2006年09月04日 21:06

金木犀さん:
> 「エンタの神様」とかを見てても殆ど笑えない
「エンタの神様」は、番組で作り上げたキャラクターで笑わせるものなので、むしろ、M-1の予選の方が金木犀さん向きかも知れませんよ。私は最初から最後までいましたが、途中の出入りは自由ですし。

> 更新履歴から貼られているリンク先の“最新のものだけ”に入れません。
これって、先月24日のtiblogに書いた症状のように見えます。金木犀さんはIEをお使いですか? 可能であれば、Firefoxをインストールしてみて同じ症状が出るかどうか試してみて頂けますか?

By tib : 2006年09月04日 23:20

あなたのコメントをお待ちしています

(空欄でもOK)
(空欄でもOK)
(空欄でもOK)
保存しますか?


2006年09月

          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

カテゴリー

アーカイブ

最近のエントリー

tiblogの検索

Powered by Movable Type 3.37
Copyright © 2003-2008 Ms.Flower Circle.
All Rights Reserved. Unauthorized Reproduction in Any Form Prohibited.
Valid XHTML 1.0 Transitional Valid CSS! | Correct HTML 4.01! | Cynthia Tested!