2004年03月24日 日本語って難しい...
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連日、曜日レギュラーが卒業していくのを見て、やっぱり何か寂しいtibです。来週以降のはなまるが「ただ戯れに雰囲気を変えてみたくて出演者を変えたわけじゃない」と思わせてくれるような大きな飛躍を期待せずにはいられません。それにしても今週のエンディングを見られない地域があるというのは、なんともお気の毒様です...。
さて、メイン掲示板で言葉の言い間違いや表現の難しさについていくつか話題が上がっていましたが、ちょっと面白いエピソードをご紹介しましょう。
小咄その1
Aさんは日本への留学生。日本ではホームスティすることで家でも日常会話の習得に余念がない真面目な学生でした。しばらくして留学期間も終わり、ホストファミリーとの別れが近づいて来た頃、私に訊いてきました。
Aさん「ねぇねぇ、tib。日本語で感謝の気持ちを表すのってなんていうの?」
私「そんなもん、『ありがとう』じゃん。」
Aさん「いやいや、そうじゃなくって。もっと丁寧な言い方ないの? ...ほら、英語ならThank youの他にIt's a pleasure of mine.とかあるように。国に帰る時に空港に見送りに来てくれるホストファミリーにお礼を言いたいんだけど、カッコよく決めたいんだよ。」
私「あぁ、そういうこと? それじゃ『お世話になりました』がいいんじゃない?」
Aさん「なるほど、『お世話になりました』ね。ありがとっ!!」そして、帰国の日。Aさんは本当に、本当にホストファミリーに感謝していて、「It's a GREAT pleasure of mine.」と言おうとしたのでしょう。
「大きなお世話になりました。」
小咄その2
同じく留学生のBさんは「様」と「殿」の使い分けがわからない、と相談してきました。「様は目上に、殿は目下に」と教えても納得がいかない様子です。どうやら時代劇で将軍の事を「殿」と呼んでいたのが頭に残っていたために「殿」が目下に対して使う言葉だとは思えないことが解りました。
私「えー、とりあえず将軍の話は置いといて、庶民の話で説明しましょう。『様』と『殿』は、庶民文化に染まると『さん』と『どん』になりました。...ほら、こうなると『さん』の方が目上って感じがするでしょ?」なんとかそれで納得させたはいいものの、数日後にBさんから届いた手紙には
「tib貴様は、...」
と書かれていました。うーん、もう少し私の事を見下していてくれてたら「貴殿は...」と書いていてくれたのかなぁ?