2004年04月18日 TOPECを受けてきました。
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A「ねぇ、tibは人にお金貸したときに、いくらまでならガマンできる?」
私「ガマンってどういうこと?」
A「例えば5円10円くらいで『この間貸したお金いつ返してくれるの!?』と催促するのもなんだかなぁ、って感じじゃん。いくらくらいまでだったら催促せずにガマンしちゃう?」
私「うーん、5000円以上だったら催促するかなぁ?」
A「あ、そう...。実は4900円貸してほしいんだけど。」
私「本当に返す気ある?」
...こんな不出来な友人の懐事情を不覚にも詳しく知ってしまい不憫に思ったが最後、今ではちょっとシャレにならないくらいの額にまで膨らんで「どうやって返してもらおう...?」と頭を痛めているtibです。「カネの切れ目が縁の切れ目」とはよく言ったもので、私も貸しているお金を返してもらったら距離をおこうと思っているんですが、一体いつになることやら...。
なんでも知り合いの方が「方向性を探っている段階なので試しに受けていろいろ感想を聞かせてくれ」とお願いしてくるので「TOPEC」という英語のテストを受けてきました。いわゆる英検やTOEFL・TOEIC・IELTS・CAEのように一般的な英語力をみるのではなく、ある特定の業種に関わる人を対象にしたテストにする事で、国際的な舞台で活躍できるだけの力を持っているかどうかをみるんだそうです。今日受けてきたのは「ITテスト」と言って、IT業界に関わる人用のテストでした。TOPECのサイトには雰囲気を掴むための例題がいくつか載っていますので興味のある方はどうぞ。
念のために書いておくと、今回私がこれを受けさせられたのはこのテストがこの方向性でいいのかどうかを探るためであって、別にIT業界の専門家だとか高得点を期待できるとかじゃないですからね。結果発表はひと月後だそうですが、何点取れたかとかはどうでもいい事なので訊かないでください、という事にさせてください。
で、受けてみた感じなんですが、正直言って「これで『国際的な舞台で仕事ができるかどうか』を測れるとは到底思えない」という印象を受けました。英検2〜3級の英語にIT用語をちりばめただけ、という感じです。その言葉を知っている人なら問題文を読まなくても選択肢だけで正解が解っちゃったりしますし、聞き取りテストで流れてきた英語は「日本で流れている英会話番組よりも聞き取りやすい英語」でした。私の海外経験の中であんなにゆっくりハッキリ喋ってくれる人なんて一人もいません。もっと早口な人・モゴモゴ喋る人・どもる人・電話を通しての声・妙に丁寧な人・妙に粗暴な人・訛りのキツい人・そもそも英語圏で生まれ育っていない人・何かにつけて話が横道に逸れる人...。そういう人達の声も使ってくれなきゃ。また、実際に話す力をみる「面接試験」がないのは致命的だと思いました。IT業界って直接向かい合って喋ることなく、短いメールのやり取りだけで済んでしまうものでしょうか?
私だったら、こんなテストにすると思います。
- とあるセミナーとか学会とかで何かについて説明している所を5〜10分くらい聞かせて「要点をまとめてリポートを作成しなさい」または「要点をまとめて口頭で説明してください」
- 会議の模様を5〜10分くらい聞かせて「議事録をまとめなさい」
- 友達からのメールに書かれていた内容を自分の上司に報告できるような形に書き直しなさい。
...とまぁ、結構言いたいこと言わせてもらいましたが、せっかく知ってる人が制作に関わっているテストなので、是非とも「信頼できるテスト」として定着してほしいと思います。何かいいアイディアがあったら、教えていただければ私から担当者に伝えます。
シュークリームやらチーズケーキやら買い込んできちゃいました。