2004年08月02日 筑波夏の8耐
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先週、10年来の友人が突然亡くなったとの訃報を受けてバタバタしているtibです。彼女はここ数年友人の多くと連絡を絶っていたために友人関係への連絡が思うように行かず、彼女のwebサイトを使って告知したり、何年も前のアドレス帳を検索して、自宅も携帯もつながらなくなっている人に一縷の望みを託してメールを投げてみたら「今アフリカに住んでいてそちらには行けませんが可能な限り連絡はまわします」との返事をいただけて、改めてネットってすごいなぁと思ってしまいました。
そんな中、先週の土曜日は茨城県・筑波サーキットで行われた「自転車8時間耐久レース(筑波夏の8耐)」に行ってきました。実は私は仕事仲間ともう何年も前からこのレースに毎年参加しています。もっとも私は応援専門ですが。
ここで、「筑波夏の8耐」をご存じない方のために基本情報を。
- 文字通り、普段オートバイやレーシングカーのレースが行われているサーキットを使って炎天下を8時間かけて自転車でレースするというものです。
- 2人以上5人以下で1チーム作って、常にチームの誰かが走っているようにします。
- 疲れてきたらピットインして選手交代、を繰り返します。ただし、最後の30分だけは選手交代が認められていないので、なるべく制限時間ギリギリのところでアンカーに交代できるようにと、ペース配分やピットインのタイミングを計算するピット側の戦略も重要だったりします。
- 最終的に何周できたか(1周2.05km)で順位が決まります。どのチームが何周したかは、コースを走っている自転車に取り付けられた発信器からの信号を受けて自動計測しています(バイクや車のレースと同じですね)。
今回の優勝チームは160周位していましたが、参加者はそんな上位を目指している人達ばかりではありません。下は小学生から上はおじいさんまで、ムキムキのマッチョマンからつい親近感を覚えてしまうような体型の方まで、自転車もプロの競輪選手?と思うようなのからママチャリまで実にさまざまです。女性の選手も、数ではさすがに男性に劣りますが、走りでは決してひけをとっていません。男性選手をゴボウ抜きにする女性選手の姿も珍しくありませんでした。
「なんでそんなに暑い中何時間もレースしたがるかなぁ?」と思った方、それは大きな間違いです。今回の参加チームは384チーム。1400人位の参加者です。それだけではありません。なんと「キャンセル待ち」の方達までいるんです。スタート直後に「キャンセル待ちで来て頂いた方々、申し訳ありません。今回は1組もキャンセルが出ませんでした。また来年のお申し込みをお待ちしております」と場内アナウンスが流れていました。参加できるかどうかもわからないまま準備を整えてくる...そのくらい熱烈なファン(物好き?)もいるんです。
今回はいつもとちょっと雰囲気の違うことがありました。テレビカメラが来ていたのです。へぇー、どれどれ...とヤジ馬になって人だかりの方へ行ってみると、そこには火曜レギュラーの天野さんがいるではないですか。隣には相方のウド鈴木さんもいます。どうやらキャイーンがやっている他局の番組の企画で、筑波夏の8耐へ天野チームとウドチームを送り込んできたらしいのです。さすがテレビの企画で作ったチームだけあって、プロ級(というか元日本一)というすごいメンバーがバックを支えています。やっぱりプロは違います。1周2.05kmを2分30〜50秒で走ってしまいます。中には1周6分以上かかる人もいますから1周回っているうちに2回追い抜かれることもあるということです。天野チーム・ウドチームはスタート直後から猛烈に飛ばしてしばらくの間1位2位を独占していましたが、選手交代した途端みるみる順位を落としていきました。
私達のチームは、スタート早々事故に巻き込まれたり暑さや風のせいでなかなか例年の力は出せませんでしたが、暑い熱いお祭りでした。あとで写真係からいい写真が回ってきたらココに載せますね。
※ 追記
- (2004/08/04) 筑波夏の8耐に、ウドチームの一員として参戦していた沼尾ひろ子さんのサイトの、日記コーナーにちょっとしたリポートを発見。2004/07/31のところをご覧ください。