2004年10月17日 神宮は寒かった...
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投票権もないくせにアメリカ大統領選のテレビ討論を見ては「どっちもどっちだなぁ」と文句をいい、副大統領候補同士のテレビ討論もあるならファーストレディー候補同士のテレビ討論もやればいいのに、とアメリカの友人に愚痴っているtibです。「Oprah Showあたりで取り上げてくれれば大統領候補同士の討論よりも視聴率取れたりして」と振ってみたら、「Jerry Springer Showでやるなら見る」と返されました。(←こんな話が解る人、何人いるんでしょう?)
一昨日の金曜日、世間の眼が翌日からの日本シリーズに向いている中、私は神宮球場にヤクルトvs横浜の試合を観に行っていました。私は別にヤクルトファンでも横浜ファンでもないのですが、熱烈なヤクルトファンの友人から「毎年『神宮球場でやる最後の試合』はファンへの感謝の意味で半額で入れるから行こう」と半ば強引に誘われたのです。
ヤクルトファンに友人に連れて行かれたのですから当然ながら席はライトスタンドです。緑のビニール傘とうちわを持たされ、試合を観ながら食べる物・飲むものなどを他の人達と買い込んでいるうちに試合開始の時刻は過ぎていました。席取り役の先発隊に電話してみると「ちゃんと席取ってる?」「十分ガラ空きだから心配しないで」うーん、これは消化試合だから? それとも相手が巨人じゃないから?
結局私達が球場に入ったときには4回ウラが終わったところでした。この時点でヤクルトは負けていて、双方ヒットがでないまま淡々と試合が進んでいくので私達は試合そっちのけで飲んだり食べたりおしゃべりしたり。周りの人達は選手の応援歌を歌ったり野次を飛ばしたりしています。ちょっとびっくりしたのは東京音頭(ヤクルトの応援歌)のイントロ「ラッファファッファミーレミッミ、ラッファファッファミーレミッミ」に合わせて「くたばれ読売、くたばれ読売」と歌っているんですよ、巨人戦でもないのに。なんだか対戦相手の横浜に失礼じゃないのかなぁ? と思ってしまいました。
野球の試合なんて1年に1度行くか行かないか...な私ですが、行くときはファンの誰かに連れて行ってもらうので、大抵外野席です。試合よりも応援団につい注目してしまいます。テレビでは応援団なんてどこも似たようなものと思っていましたが実際に球場の外野席で見てみると、チームによって応援の仕方もだいぶ違うんだなーという事に気づきます。これがチームの色なのか地域性なのかはよく解りませんが、ヤクルトの応援団はちょっと品位に欠けるというか言葉がキツい感じがしました。うまく言えないんですが味方の選手のミスに対しての野次の中にファンとしての愛情が感じられないというか、ね。そういえば甲子園球場の阪神ファンは味方の選手を野次るにしてもどこかでオチをつけて周りを和ませるようなことが多かったのになー、と思ってしまいました。聞けば阪神ファンの応援は私設応援団の代表者が集まって応援の仕方をはなしあうのに対して、ヤクルトファンの応援は球団職員が私設応援団の代表者を集めて応援の仕方を指示するんだそうです。もしかしたらその辺から「色の違い」が始まっているのかもしれません。