2006年05月06日 二世の時代?
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メイン掲示板で酷評した「えいご漬け」を誰かに譲ってしまおうと、知り合いに売り込んでるtibです。「俺聞き取りは苦手なんだよなぁ〜」と渋い顔の、かつて英語教師をしていたこともある人に使わせてみたら、最低ランクのドクロマークと判定されて、ゲームに「あなた、英語は難しいものだと考えていませんか? そんなあなたでも英語は上達しますよ」とまで言われて、買う気にさせるつもりがプライドを傷つける結果になってしまいました。はぁ。
さて、昨夜は亀田兄弟のボクシングの試合を見てました。なによりまず、ド派手な番組の演出にびっくり、です。これまでの世界タイトルマッチでもこんなにハデな演出はなかったんじゃないでしょうか。異常にお金を掛けた番組だからか、TBSの番組宣伝もすごいものでした。まるで、亀田兄弟側にかなり偏った報道というか、まるで兄弟揃って勝つという結果が約束されているかのような言い方です。サッカーとかだと試合の度に「抜群の身体能力を誇るチームを相手に、絶対に負けられない貴重な試合」みたいにファンの不安を煽るような宣伝をするのに、それとはとても対照的です。...とはいえ、テレビ局がそこまで偏った物言いをするのがかすんでしまうほど、本人たちが大口を叩いて、しかもその言葉以上の結果を出しているのも事実です。番組自体は2時間以上あるというのに試合自体は両方合わせても実質6分で終わってしまったので、余った時間を埋めるのが大変そうでした。番組スタッフの苦労が偲ばれます。
亀田兄弟の特徴的なところは、お父さんの存在です。元プロボクサーを父に持つ3兄弟は幼い頃からチャンピオンになるべく英才教育を受けてきました。しかも3兄弟は父の指導に対して全幅の信頼を置いていて、親に反抗するなんて全く感じられません。しかもまだ10代だというのにチャリティにも積極的で...ん? 「有言実行」「親への信頼」「チャリティへの意欲」。これってどれも今の若者に欠けているものなのでは?
ふと思い返してみると、最近活躍しているスポーツ選手には、親から直接英才教育を小さい頃から施されてきている人達が少なくありません。野球のイチロー選手、ゴルフの宮里藍選手に横峰さくら選手、卓球の福原愛選手にスノーボードの成田童夢・今井メロ兄妹、ちょっと古いところでは相撲の若乃花・貴乃花兄弟。親も選手というわけではなかったという意味では純粋な「二世選手」じゃない人もいますが、今、第一線で活躍するにはそういう小さい頃からの環境が重要なのかも知れません。
「二世」というと、すぐに思い浮かぶのは政治家や芸能人たちです。先日のblogにコメントを寄せてくださった庄司さんも二世芸能人といえるでしょう。これを「親の七光り」と揶揄するのは簡単ですが、持って生まれた才能を伸ばす環境を作るのは、「私みたいに普通の人」にはなかなかできることではないのかも知れません。ふと、ここ10年の日本の教育を考えてみると、競争社会を否定する傾向にあったように思います。もともと「出る杭は打たれる」文化の日本で、「横並び指向」が強まっているような気がします。周りに流されていては才能を引き出せない、という危機感を親が持たないといけないのかも。
追記 2006/05/12 03:00
ビデオを見返してみると、兄弟揃って反則スレスレの事してますね。何が反則スレスレかっていうと、レフェリーに危うく見つかるヤバいところだったという意味で。まさか、選手とボクシング界の将来を考えて敢えて黙認したんじゃないでしょうね?
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これまでに寄せられたコメント
私も親が有名人だったらよかったなぁ〜なんて
思ってました。
小さい頃からいろいろできて、うらやましいと思ってました。
現実は厳しいんでしょうけど…。。
でも〜「祖父が有名人」というだけで
実力もないのにブサイクなくせに芸能人やってる奴を見てると…
なんか悔しいですね。周りも奴にえらい気を使って…ほんと悔しいな。
By きむ*にょんにょん : 2006年05月08日 18:27