2006年06月05日 代表にはなれないの?
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先日、「酸素カプセル」なるものを体験してきたtibです。普通の空気より酸素濃度と気圧を高めたカプセルの中に入って1時間ほどゆっくりすると、疲労回復・美肌・ダイエットなどなど、いろんな効果があるという、いかにも私好みの怪しげなキャッチコピーに惹かれちゃいまして。肺が正常なのに酸素濃度を高めたら過換気症候群にならない? とか、酸素濃度が高かったら細胞がより早く酸化(老化)して美肌には逆効果じゃないの? などの疑問もあったのですが、美肌効果はよく解らないものの、過換気症候群にはならずに済みました。
さて、昨夜からのトップニュースは「秋田小1殺害事件」でした。事件発生の頃からあの人が怪しいと噂されていて、なかなかテレビでは流れなかったものの連日警察と報道陣が張り込んでいる異常な事態が続いていたのですが、逮捕の一報を受けて報道解禁とばかりにどのチャンネルも容疑者が報道陣に向かって怒鳴っているシーンなどを流しています。犯罪者を印象づけるには十分な凄みのある映像なんですが、私はこういうのを見るとなんだか違和感を感じてしまいます。
この容疑者、「迷惑だから帰ってくれ」ってずっと言ってるわけですよ。山ほどの報道陣に向かって。それこそ、「お早うからお休みまで(いや、お休みの後も)暮らしを見つめられつづけている」状態だったんです。買い物に行くにも警察とマスコミが尾行してきて、報道には出なくてももう「犯人はコイツだ」と決めつけているようなものです。この点については素直に可哀想だなぁと思います。例え、24時間張り込まれているプレッシャーが犯人を自首に導く事もあると言われようとも。
事件であれ事故であれ、また、取材対象が容疑者であれ被害者であれ、こういうニュースを見るたびに思います。報道陣は何社も出向く必要はあるんでしょうか? 各社が個別に取材して、個別に報道した内容にそんなに差があったでしょうか。最近「代表取材」と称して1社が取材したものを各社に提供するという方法が取り入れられるケースも出てきましたが、まだまだ浸透しているとは言えないようです。私なんかは「どうせ似たり寄ったりのニュースにしかならないんだから代表取材でいいじゃない」と思うんですけどね。
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これまでに寄せられたコメント
事件とはたぶん関係ない 容疑者の「お仕事」や「交際してた男性」とか
「子育て」とか…そういうのが週刊誌などで騒がれているのが
かわいそうな気がします。
昨日の昼の番組で誰かが「容疑者のお母さんも悪い」みたいなことを
言ってましたが、それはいい過ぎではないかい?と思いました。
「精神状態がおかしい」とも言われてるけど、これは
自分の子供が亡くなったら誰でもそうなっちゃうんじゃないかな〜〜?
と思います。
(殺人はいけないけど)
なんでも「悪い方にとらえる」って感じがすごいいやです。
「容疑者になったとたん変わる周りの対応(?)」も
恐いな、と思いました。
(ほりえもんのときのような…)
By きむ*にょんにょん : 2006年06月09日 08:56
事件が起きて、犯人が捕まった。なんでこの人はこんな事をするようになってしまったんだろう? どうすればこんな事件を繰り返さないように出来るのだろう? ...ということを考えるには、犯人の生い立ちや普段の生活など、事件の側面について詳しく知る必要があるとは思います。でも、私たちが本当に事件から何かを学び取って今後のために生かすつもりでニュースやワイドショーを見ているか? ...というと疑問です。
By tib : 2006年06月12日 05:04