2006年06月20日 迷探偵・tibロックホームズ?
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普段でさえPCを見つめている時間が長いのにそれに加えてTVを見ている時間が増えたからか、PCの前にいるだけで目が痛くなってくるtibです。仕方がないので眼帯をして片眼ずつ休ませながらこの文章も書いています。でも、なんというか...眼帯をしていると、昔のタモリみたいだ...。
以前ここで、大学時代の後輩の話を書きました。「解離性障害」という病気にかかって、自分の気づかないところで自分が何かしているらしいという不安と毎日戦っているという話です。以前は、病気の深刻さを私のくだらないエピソードで薄めたつもりでしたが、どうやらあれから5ヶ月の間にその深刻さが更に深まっているらしいのです。それも妙な方向に。
ちょっと遠いところに住んでいる彼女とはそう簡単に会うわけに行かないので、もっぱら連絡はメールでしています。電話してもいいのですが、記憶が怪しいというのなら文字で何度でも読み返せる方がいいだろうと思って。でもこちらからメールしてもしばらく音沙汰ないなぁと思っていたら、
- 携帯電話が行方不明になっていた
- 携帯電話に保存していたメールが全部消えていた
- 携帯電話の住所録が全部消えていてtibのアドレスが解らなくなっていた
と、忘れた頃に返事が来る...という感じです。家の中に置いていたはずの現金もやたらと行方不明になるそうですし、買い物に行って、自分が住んでいる街なのに道に迷ってしまったり何を買いにいったのかも解らなくなる(←これは私もよくやります)ということも珍しくないそうです。まぁ、現金がなくなるのはちょっと気になりますが、まだ許容範囲内かな? という気もします。そしたら。
「最近変なの。なんだか出会い系サイトみたいなところからやたらとメールが来るようになったの。」
...そりゃ、携帯電話でメール使っていたらスパムメールの1つや2つ、来てもおかしくないでしょ。あんまり深く考えすぎない方がいいんじゃないのかなぁ?
「そういうサイトの宣伝メールじゃなくて、男の人からのお誘いのメールなの。『近所なんですね? 今度会いませんか?』って。」
んー、最近は随分手の込んだ文章のスパムも増えてきてるからねぇ。近所だと言ってきたところで、そんな文章気にしない方がいいんじゃない?
「そうじゃなくって、『○○市にお住まいなんですね。僕もなんですよ』って地名を言ってくるんだよ? それに、あたしの名前もちゃんと呼んでくるんだよ? 漢字も合ってるの。...ねぇ、あたし、解離中に出会い系サイトに出入りしてるのかなぁ?」
これは変です。彼女の名前はひらがなでならよくある名前ですが漢字では他に見た事がないくらい珍しい名前です。闇雲に送りつけてくるスパムが正解できるとはとうてい思えません。しかも、彼女は学生時代から男性恐怖症みたいな所があって、例え解離中でもそんなサイトにアクセスする度胸があるとは思えません。更にいうと、彼女は極度のメカ音痴で、出会い系サイトで正しく自分の名前を入力できるとも思えないのです。...直接会ってそのメールを見せてもらったりできれば何か手がかりがつかめるかも知れませんが、そうも行かないので「とりあえずそういうメールは無視しなさい」とだけアドバイスしました。
そして昨日。
「あたしの携帯電話に、エッチな写真が入ってる!! しかもその写真をメールでどこかに送信してるみたい。あたし、知らない間にこんなことしてるの!?」
こんなことしてるの?...って。その写真に顔は写ってないの?
「顔は写ってないの。下半身だけ丸見え。」
その写真、ちょっとこっちに送ってくれる?...いやいや、別に下半身の写真で彼女かどうかを見極めようとしてるんじゃないですよ? さらにその携帯電話で窓からの風景でも撮って、それも送ってもらう事にしました。
しばらくして、とてもここには載せられないような写真と、何の変哲もない風景写真が送られてきました。まぁ何が写っているかはどうでもよくって、私が見たいのはその画像の付加情報です。100%確実に...とは限らないのですが、画像ファイルを詳しく調べてみるとその写真が、いつ、どんなカメラで撮影したものか、どんなソフトで編集したものかが解るんですね。調べた結果、H画像はその携帯電話で撮ったものではないという事が解りました。どこかのアダルトサイトからダウンロードしてきたか、別のカメラで撮ったものをその携帯電話に転送したのでしょう。なんとなく解ってきました。彼女に訊いてみると、
「メールの送信日時を見ると、寝ているはずの時か、携帯電話を忘れて外に出ていた時だったと思うの。携帯電話のパスワードは忘れちゃうと困るのでダンナにも憶えてもらってる。」
...解決。少なくとも私の中では。犯人はダンナでしょ。妻の不在時に妻の携帯電話で出会い系サイトにアクセスして、妻の本名とメールアドレスで登録してるんでしょ。実はダンナも大学時代の後輩なので解ります。コイツならやりかねない...。普通に考えたら信じられない話ですけどね。お前が解離中にやったんだろ、といいさえすればなんでも言い逃れられると思っているのでしょう。昔からそんな底の浅い言い訳をしていました。そう疑い出すとなんでもこのダンナのせいに思えてきます。現金が行方不明になるのも、携帯電話が行方不明になるのも、データが消去されているのも、アドレス帳が消去されているのも。
よかったね。解離性障害と診断されはしたけど、これまであなたを不安に陥れてた奇怪な出来事はほぼ確実にあなたのせいじゃないよ。解離の症状はまだそんなに酷くないよ。...と、不安の大半が解消した事をひとしきり喜んで、そのついでに離婚を勧めておきました。
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これまでに寄せられたコメント
これ読んで 非常に腹がたちました。
私も離婚をお奨めします。
自分の奥様が病気(?)なのに、それを逆に利用して
彼女を落としいれようとしている旦那って信じられない。
私の元夫くらい悪い奴かもしれない…って知らない方なのに
ここまで言っていいのかなぁ?
でも、許せないですね…。。。。
By きむ*にょんにょん : 2006年06月21日 08:16
きむ*にょんにょんさんの元ダンナさんがどんな方だったのか存じませんが、このダンナは結婚当初から(いや、結婚前から)何かと問題があって、その度に私は離婚を勧めていたんですけど、「ここまできちゃったか...」という感じです。
By tib : 2006年06月27日 14:10