2004年07月04日 著作権のお勉強 part3
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友人が泣きついてきました。「昨日子供を連れてディズニーランドに行って、お目当てのアトラクションにさて乗るぞ!!って時に係員から『申し訳ございません、こちらのアトラクションは妊婦の方はちょっと...』って断られちゃったのぉ。そりゃ最近急激に太ったけどさ、妊婦に間違うなんてあんまりじゃない? しかもその係員の疑いのない目がショックで...。」なんとかその場を取り繕うと「まぁ、あぁいう所は安全第一だから、万が一の事があっちゃいけないから厳しめにチェックしてるんでしょ。電車で座席譲られるようになるまでは気にしなくていいと思うよ。」と慰めてみたら「...それもあるの。先週電車で立っていたら目の前に座っていたおばさんが『あら、気付かなくてごめんなさい。さっ、ココ座って。』って、満面の笑みで。」と返されてフォローのしようがなくなってしまったtibです。ネット通販で痩せ薬(かなり怪しい)を買って痩せてやる!!と息巻いていて、「そんな薬に頼らないで食事と運動でなんとかしなさい」と言ってはみたものの、私の言葉(&外見)には説得力のカケラも残っていなかったのでした。
メイン掲示板で、引用と著作権侵害についての質問を受けました。著作権については、2003/12/17のつぶやきで少し触れましたが、引用の条件については極々簡単にしか触れていませんでしたのでここで補足します。
まず結論から言うと、今回のケースは残念ながら「黒」と判定されるでしょう。ご本人の了解の下、当該記事は削除させて頂きました。
12/17のつぶやきで、私は「主従関係が必要」と書きました。しかし、今回のケースではそれが守られているとは言えないでしょう。誰がどう見ても「引用部分がメイン」です。それでは著作権法上認めてもらえません。他にもこんな条件があります。
- 出典を明記する
→今回のケースでは出典が明記されていないので×です。元ネタが本や雑誌なら、引用文の最後に「書名(雑誌なら号数も)、出版社名、引用したページ番号」というように書いてください。元ネタがwebページなら、そのURLを載せてください。 - 引用部分がどこからどこまでなのかハッキリさせる
→今回のケースでは引用文の前後に空行を入れていて、そこが区切りだと解るので○です。 - 引用文を勝手に改変しない
→元ネタが解らないので、私には判断できません。実際に引用する場合は「中略」程度の改変はOKですが、元ネタの言わんとしている事がねじ曲げられるような中略の仕方は当然NGです。
引用は便利ですが、実はとても面倒なものです。元ネタがwebページならば積極的にリンクを張るようにお願いします。