2006年12月31日 2006年を振り返って
Trackback URL : [ http://ms.flowercircle.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/292 ] [コメント (3)] [トラックバック (0)]
先日、友人とこんな会話をしていました。
私「最近、ノロウィルスが流行ってるらしいけど、感染したって人周りにいる?」
友人「いないんだよねぇ、幸か不幸か。ノロウィルスといえばさ、あれ変じゃない?」
私「なにが?」
友人「あれ。うがいと手洗い。あれって本当に有効なのかなぁ?」
私「さぁ...、しないよりはマシなんじゃないの?」
友人「だってノロウィルスはほぼ確実に『経口感染』だっていうじゃない? うがいはまだいいとしても手洗いって...。別に指しゃぶるわけでもないのに。」
私「...ところで、ココはどこかな?」
友人「インド料理のレストラン。」
私「あなたが今食べているのは?」
友人「ナン。...あのさ、ノロウィルス対策に手洗いが重要だって言うけど、左手って洗う必要あるのかなぁ?」
多分ノロウィルス対策という意味では左手を洗っても有効じゃないでしょうけど、面倒なのでつい両手で洗ってしまう不器用なtibです。この件で友人をネチネチと責めていたら、翌日この友人は私に見せつけるように右手だけ洗っておにぎりを食べていました。そこまで意地にならなくても...。
さて、今年は(も?)プライベートでもいろいろありました。いい事も悪い事も。tiblogに書いた事だけでもいろいろありました。というわけで、tiblogに書いた事を中心に今年一年を振り返ってみたいと思います。
喜
- 旅仲間の友人が本を出版
厳密に言えば私の事といっていいのか微妙なところですが、約2年に渡って友人の執筆活動を支えてきたものがやっと形になりました。これは本当に自分のことのようにうれしいです。売れ行きという点では、著名な方々の作品と比べるべくもないのですが、彼女の営業活動が功を奏して私も本人も想像もしなかった方向に話が進んだりもして、今ではラジオ番組に登場したり後援会の依頼が来たり、果てはテレビだか映画だかにでるとか...? 私はあくまで裏方に徹していたので平穏なものですが、これが共著だったら私の人生も大きく変わっていたかもしれません。 - dialog in the darkに参加
実は昔、知り合いにそそのかされて視覚障害者の方々への思いやりを問いかける絵本を書いた事があります(あいにく絵本としてはかなり挑戦的な内容だったのであいにく出版まではこぎ着けませんでしたけど).。視覚を完全に失うということがどういうことか、頭では解っていたつもりでも実際に体験してみると大違いでした。来年も機会があったら参加したいと思います。
怒
- 結石で2回も手術
tiblogで何回にも分けて手術の様子をリポートしました。納得のいかない部分を全部、その病院の関係者に見つかりませんようにと念じながら書きました。最後に病院に怒りの投書をしたところまでをtiblogでは書きましたが、つい先日病院から回答の手紙が届きました。手術の進め方などについては医学的な説明を事細かにしてあって、私の不信感を決定づけた医師の発言に関しては配慮の足りない発言だったと謝罪の言葉が書かれていました。今年一番怒っていた一件になんとか年をまたがずに気持ちの整理がつきました。 - 友人が解離性障害?
今年の早い段階から何度も何度も相談に乗っていた、大学時代の後輩の解離性障害の問題。結局はすべて旦那が自分の奇行の責任をなすりつけているだけでした。...それはそれで大問題ですけど。再三離婚を勧めてきましたが、ようやく友人もこのままでは子供のためにもよくないと腹をくくり、今は別居生活をしながら今後について話し合う準備に入りました。私が期待していたよりも進展は遅いですが、動き出したことは高く評価したいです。
哀
- 祖母の死
昨年逝去した祖父に続き、今年は祖母が亡くなりました。どちらの死に目にも会えなかったのは残念でしたが、不思議と気持ちは静かでした。...ただ、いつもは時間にとってもルーズな叔母が、相続の話し合いにだけはしっかり約束の時間の30分前に現れることだけが納得いきませんでしたけど。 - PC壊れまくり
今年は自分で使っているPCがよく壊れました。仕事用に使っているPCも、プライベートで使っているPCも。電源がはいらない、ハードディスクを認識してくれない、OSが起動しない、キーボードのあるキーが反応してくれない...。たった1年で5回は大きなトラブルに見舞われました。その度に部品交換したり、丸ごと買い換えたり...。おかげで自宅のPCはこの1年で3世代くらい新しく、性能的には2ランクくらい下がりました。今、私がこれを書いているPCなんて、4万円ですよ。仕事には使わないからということで、ギリギリ許容できる最低スペックのPCです。これが壊れたらもう今度はドーンと奮発していいPCを買おうと思っていますけど、そう決心をつけたら、壊れないものなんですよねぇ。
楽
- オフ会開催
今年は去年に比べてオフ会の回数が増えました。2〜3人のプチオフから10人を超える大きなものまでいろいろありました。開催される場所も海外にまで広がり、MsFCも国際的になったものです(ホントか?) 私も都合のつく限り顔を出させて頂きました。毎回思うことですが、MsFCのオフ会は、初めて会う方々とも初めてのような気がしない、ネタを用意しなくても話題に困らない、本当に雰囲気のいいオフ会だと思います。今後も機会があればなるべく参加したいと思います。まだ参加されたことのない方は、次の機会にでもいかがでしょうか。え?「日程と場所次第で考える」? それならメイン掲示板に「いつ頃どこら辺でオフ会出れる人いませんか?」って言ってみてください。先手を打つというのも大事ですよ。
驚
- 旅仲間が出世してる!?
今年は海外にはどこにも行けなかった代わりに、海外の友人が日本にきてくれたり、何年も音信不通だった友人から連絡がきました。スイスでDJをやっていた友人はコンピュータの会社を立ち上げてすごい収益を上げていました。コンピュータに詳しい彼はPCの最新情報を仕入れに秋葉原に行ったものの、5年ぶりにみた秋葉原は彼の期待とは全く違う方向に大変貌を遂げていて愕然としていました。それでもせっかくだからということでメイドカフェには行ったそうです。また、カナダの友人は、住んでる地域の首長選に立候補したそうです。当選したら来年あたり会いに行こうと思います。 - 私のアイデアも悪くはない?
新しい、大がかりなwebサイトの企画を考えて、実現に向けていろんなところに話を持ちかけたら私の知らないところでアイデアだけ使われていました。私には実際にそこまで大がかりなサイトを作って運営するだけの能力も時間もないので結局は誰かに運営してもらうしかなかったのですが、こっそり採用されているということはアイデア自体は悪くなかったんだということが解っただけでも驚きでした。今後も何かいいアイデアが浮かんだら形にしてみるよう努力したいと思います。
寂
- ふらのさん
昨日、ふらのさんからメールが届きました。治療に専念するため、引っ越しをされるそうです。引っ越し先にはネット環境がないらしく、今月一杯(...って今日まで!?)でネットから卒業されるとのことです。
ふらのさんから、皆さん宛にメッセージをいただいてますので、ここで公開します。ふらのさんの病状がよくなって、ネット環境も整えられて、またいつの日かMsFCに戻ってこられることを願ってやみません。皆さんに出会えたこと、うれしかった。
皆から、たくさん温かなエールを頂いて今のふらのが居ます。
ほんとうにどうもありがとう。心から感謝しています。
皆さんもどうぞよいお年を迎えてください。
悔
- 痩せない...。
最近、ちょっといい歩数計をもらったのをきっかけに、ウォーキングを再開しています。これまでの歩数計と違って、ちゃん歩いているのか、手で振っているだけなのか、車や電車に乗っているのか...を判別して、本当に歩いた数だけをカウントしてくれます。どういう仕組みで判定しているのか興味がそそられます。で、毎日1時間は歩くようにしているんですが、全然体重も脂肪率も落ちません。よく解らないのは、消費カロリーと歩数から「1kcal消費するのに何歩かかるのか」を計算してみると、長い時間歩けば歩くほど消費効率が悪くなる(1kcal消費するのに必要な歩数が増える)んです。歩けば歩くほど効率が悪いと知ってしまい、ちょっとやる気が萎えてきています。 - サイト管理は不十分だった
去年の大晦日のtiblogをみると、アクセス数の回復が課題だと書いていました。で、アクセス数はこの1年であがったかというと、あがっていません。アクセス数回復のために何かしたかというと、アイデアはいくつかはあったんですが、ちゃんと形になったものはありません。新企画や掲示板の移行についてアナウンスしていたのに、私の未熟さのせいで全部中途半端な状態のままで、公開できたものはひとつもありません。この辺は引き続き、私の来年の課題です。
...え〜、まだまだ書いておきたいことはたくさんあるのですが、書いているとあっという間に年を越してしまうので、この辺で。至らぬ管理人ですが、みなさん、来年もよろしくお願いいたします。
至らぬ管理人ですが、みなさん、来年もよろしくお願いいたします。
2006年12月29日 喉元過ぎれば
Trackback URL : [ http://ms.flowercircle.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/291 ] [コメント (2)] [トラックバック (0)]
もう今年も残りわずかですね。歳を重ねるたびに1年が過ぎるのが早くなっていくなぁ...と感じながらも、振り返ってみると今年もいろんな事があって、あれ? これも今年だったっけ? と驚いているtibです。結局1年が早く過ぎていくんじゃなくて、私が日々を漫然と過ごしているだけなんですね。うーん、年齢は20歳くらいで止まっていて、それから先は「馬齢」ばかり重ねているような気がします。
ニュースとかを振り返ってみると、今年も本当にいろんな事がありました。みなさん、どれだけ覚えていますか?
まずはスポーツ関係のニュースから。
- トリノオリンピックで荒川静香が金メダル
大会前のマスコミは「日本はどの選手もメダル確実」といわんばかりの勢いで私達を煽っていたのに、結局金メダルはこのひとつだけでした。 - 日本、WBCで優勝
もはやWBCが「World Baseball Classic」の略である事さえ覚えていませんでした。マスコミは胴上げされる王監督を大々的に取り上げて「これで野球の人気が戻ってくる」と喜んだにもかかわらず、野球中継の視聴率は最低記録を更新して日テレまでもが野球中継を大幅に減らした始末。その結果、中日がリーグ優勝を決めた試合は(地上波では)名古屋でも放送されませんでした。今年のプロ野球は、王監督がシーズン中に胃癌で離脱したとか、日本ハムの新庄選手の派手なパフォーマンスだとか、試合の内容よりもサイドストーリーばかりが目立っていたような気がします。 - 日本、ワールドカップで惨敗
日本のマスコミはどうして冷静に分析しないでやたらと煽るだけなのでしょう? 私達も大本営発表を鵜呑みにする敷かないのでしょうか? そんな事を感じたワールドカップでした。個人的にはレベルの高い試合がたくさん見れて良かったんですけど。
次に、社会ニュース。
- 北朝鮮がミサイルを発射
世間的にはミサイルよりも核実験の方が大きく取り上げられていますが、私にとってはミサイルの方が大きな問題でした。これのせいで外務省から渡航自粛要請が出て夏の旅の予定が崩れちゃったんですから。 - イスラエルがレバノンと戦争
日本ではそれほど大きく取り上げられませんでしたが、あわや第5次中東戦争に発展するかというところでした。そこまで深刻化しなかった理由のひとつにはイラクとアフガニスタンで軍事費を使いすぎたアメリカにイスラエルを十分支援できるだけの体力が残っていなかったからだという説もあります。まったく。。。、軍事的に支援できないから外交で解決しようとするなんて。やればできるんなら最初から戦争なんてしなければいいのに。この戦争のせいで、私はイスラエル旅行を諦めたんだぞぉ〜。 - 秋田・小学生殺害事件
自分の娘と2軒隣りの家の子を殺害したというのは確かにショッキングな事件でしたが凶悪なイメージを植え付けようとマスコミが脚色している感が拭えない事の方が気になりました。 - アイドル志望の女の子が連続放火
自分の目的のためには手段を選ばない「現代版・八百屋お七」。しかもその内容を自分のブログに写真付きでリポートしていました。確かに彼女のブログはすごいアクセス数になって、目先の目標は達成できたのでしょうが、その先の目的だったアイドルの夢は叶わなくなってしまいました。 - 必修科目履修漏れ
これが春先とかに問題になったんだったら、もう少し混乱も小さく済んだ事でしょう。進学校間の競争からライバル校を貶めるためにリークしたんじゃないか、なんて疑ったりもしました。 - いじめ自殺相次ぐ
文科大臣宛に自殺予告を送りつけるという、本当に切羽詰まっているのかタダの愉快犯なのか解らないようなものまで飛び出した辺りで私の興味は薄れていったのですが、自殺のニュースを見て、その近くで中学の教師をしている友人に冗談のつもりでメールしてみたら本当に彼女の学校での出来事だったそうで、ちょっと大変でした。彼女いわく、職員室での話題は遺族への対応でも残った生徒への対応でもなく、マスコミへの対応が中心だったそうです。 - 番号ポータビリティ導入
携帯電話の番号を変更せずにキャリアを変更できるようになったのはいいんですが、この制度がスタートしたと同時にキャンペーンが終わったような...。スタートから2ヶ月、今でも同じように変更できるってみなさん知ってます? なんとなく「マイライン」の二の舞になりそうな気がしてなりません。 - 駐車違反取り締まりが民間委託化
制度がスタートした当初は街角でよく見かけた取締員も、最近は滅多に見かけなくなりました。最近はまた路上駐車が増えてきているんですけど、あの人達はちゃんと仕事してるんでしょうか? - 飲酒運転取り締まり強化
福岡で起きた、飲酒運転による死亡事故を引き金に、飲酒運転の取り締まりが強化されました。強化された当初は毎日のように公務員やそれなりの地位のある人達が捕まったと報道されていましたが、最近はまた取り締まりを見かけなくなりましたね。どうも、取り締まる方も取り締まられる方も、報道が落ち着いたら気を抜いてしまうようで...。 - USビーフ輸入再開
tiblogでも何度か取り上げていましたが、USビーフ輸入再開当時は結構「うちは○○産の牛肉を使っています!!」と高らかに謳っている店が多かったんですけど、最近はまた大人しくなってきたような...。 - 自民党造反議員の復党
なんで選挙で勝った人だけ先行して復党させたのかとか、ツッコミどころが満載な、一般人には理解しがたい「別の常識で動いている世界」のお話でした。どうも安倍政権になってから古い体質の自民党が復活してきているようで気味が悪いです。
他にも書き足りないニュースがたくさんありますが、まぁこの辺で。どのニュースにも共通して言えるのは、マスコミの対応です。どうも「熱しやすく冷めやすい」傾向が年々強まっているように思います。何か事件が起きるとよってたかって報道するのに次の事件が起きるとスーッと消えてしまうのが不思議です。これで来年は防衛庁が「省」へ昇格したり、教育基本法が改正されたりするわけですが、大丈夫なんでしょうか。これからもいろんなニュースが出てくるんでしょうけど、新しいニュースや衝撃的なニュースに目を奪われている隙に世の中が悪い方向へ動いていかないように気をつけていたいものです。
2006年12月09日 まな板の上の鮟鱇リターンズ・3
Trackback URL : [ http://ms.flowercircle.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/290 ] [コメント (3)] [トラックバック (0)]
相変わらず機械に弱い父もなんとか携帯電話でのメールのやりとりはできるようになってきて、努力の甲斐あったと喜んでいるtibです。父曰く、「電話だと相手の都合を考えないと行けないけどメールだとその辺を気にしないで出せるのが便利。しかも電話とさほど変わらないくらい速い。」...父よ、それはですね。私があなたからのメールを受け取ったらどんなに忙しくても大至急で返信しているからなのですよ。機械が自動で返事しているのではなく、少しでもメールを使う気になってもらうための私の努力なのですよ。...なので、たまに返事が遅れたとしても、「5分経っても返事が来ない」なんて怒らないでほしいのですよ。...というか、メールのやりとり以外の「とっても基本的な」携帯電話の使い方を覚えてもらえませんか? 決して難しい要求は言っていないつもりなのですが、「外へ出る時は持って行く」「外へ持って出たら忘れず持って帰る」「3日に1度は充電する」は自分で出来るようになってもらわないと。
さて、「例の手術」についてもう少しだけ引っ張らせて下さい(例の手術がなんのことは解らない方はまな板の上の鮟鱇リターンズ、まな板の上の鮟鱇リターンズ・2をご覧下さい)。
前回のtiblogに書いたように、2度目の手術はどうにも腑に落ちないものがありました。退院の時に「念のために3週間後くらいにもう一度来てみて下さいね」と言われていましたので、この機会に医師に何もかも訊いてスッキリしてしまおうと思いました。
医師B「tibさん。今日のレントゲンをみる限り、もう石はないみたいですね。もう痛くないでしょ?」
私「えぇ、まぁ薬に頼らなきゃならないほどの痛みはここ最近はありませんけど、術後数日はかなり痛みが続きました。」
医師B「まぁ、それは手術したんだから、そんなもんでしょう。」
私「...そうですか? 歩いていて『何かあるな』という違和感を感じますし、だいたいこれまで何度も何度もレントゲンを撮ったのにハッキリ写っているのは2回くらいしかありませんでした。今日写っていない事の安心より違和感から来る不安の方が大きいんですが、本当に石はもうないんでしょうか?」
医師B「だって術後すぐに石出たじゃないですか。」
私「はい、それは私も確認しました。...そうそう、その石の成分分析はして下さったんでしょうか?」
医師B「あー、はいはい。えーとね、『シュウ酸カルシウム』っていう、結石には一番多いパターンですね。ほとんどがこれと言ってもいいくらい、よくある奴です。」
私「カルシウム? 本当ですか? 脂肪酸とかが主成分ならともかく、カルシウム系だったらレントゲンに写りやすいんじゃないですか? 1回目の手術の時に私はA医師からそのように伺いましたけど。仮にシュウ酸カルシウムの結石がレントゲンに写りにくいんだとしたら、一番多いパターンに対応できない方法で検査をなさっている事になりますから、写りにくいハズはないですよね? 本当に調べた結果がそれなんですか?」
医師B「...なにが仰りたいんですか?」
私「そりゃ、私の体の事ですから。成分によって今後の対策にも影響があると聞いていますし。」
医師B「そういう意味には受け取れませんでしたが。言いたい事があるなら言ってください?」
私「私は手術の終わり際に先生の、A医師との会話が聞こえていました。『いいじゃない。もっと徹底的にやっちゃえば』『でも、もう次のオペが...』『あ、もうこんな時間か。じゃいいっかぁ。終わろっ』と、先生は仰ったんです。次のオペの時間が迫っているからという理由で適当に切り上げられたという不信感があります。」
医師B「(笑いながら)それはそういう事じゃないんですよぉ。」
私「...覚えていらっしゃいましたか。知らぬ存ぜぬで通されたらどうしようかと不安だったのでちょっと驚いています。」
医師B「あのねぇ、あれはですねぇ、もう細かく砕けていたし、あれ以上破砕をかけても技術的に難しいものがあるし。もともと自然排石が見込める程度の小さい物でしたしね。そういうことなんですよ。」
私「でもそれでは『徹底的にやっちゃえば?』の説明になりません。これ以上の破砕は不要で、技術的にも不可能と認識していながら、さらに何かを砕こうとしてたということですか? 石以外の何を徹底的に?」
医師B「そこまで疑われているのでは何を話しても信じてもらえませんね。その話はやめにしましょう。...もう痛みはないんでしょう? 石が出たのはtibさんも確認しましたよね? 今後再発させないためにどうしたらいいかの話をしませんか?」
私「...何か心がける事がありますか?」
医師B「まずは水分をよく摂る事ですね。」
私「最初の手術以降、毎日2〜3リットルは飲んでます。」
医師B「次に、食べ過ぎない事。人が消化しきれなかった物が溜まって石になっていきますから。」
私「一応1日1400kcalを目安に食事しています。日によって多少上下しますけど。」
医師B「食事とは別に食べたり飲んだりしていませんか? 毎日ジュースを飲んでいるとか。」
私「『別腹』を認めたらカロリー計算の意味がなくなってしまうので、ジュースを飲む事はあってももちろんそれ込みで計算しています。」
医師B「食べる量が少なくても、例えば食べてすぐ寝るようでは十分に消化吸収されずに残る事がありますよ?」
私「夕食は遅くとも19:30までには摂るようにしていますし、それから8〜10時間は普通に起きてます。」
医師B「夜更かししすぎじゃないですか? 規則正しい生活してます?」
私「大体いつも忙しくしているので起床・就寝は毎日似たようなものです。」
医師B「『規則正しい生活』って、毎日同じ時刻に寝起きするという意味じゃないですよ? あくまで世間一般の方と同じようにしているかということですからね? 睡眠時間は毎日どの位?」
私「...ナポレオンは...」
医師B「全然一般人とは言えませんね。少なくともナポレオンの倍以上寝てもらわないと一般人じゃないです。...tibさん、やっと手がかりが見えてきたじゃないですか。まずはその辺を改めていくところから始めましょうか。」
なんだか、私が本当に訊きたかったところはうやむやになったまま、とっても不本意なところに話を持って行かれてしまった感じです。あまりに納得がいかなかったので、その病院のロビーに「患者さんの声」と書かれた投書箱に投書しちゃいました。投書された内容に対して後日病院側からの回答があるハズなんですけど、いつ頃どんな回答がくるのやら...?
2006年12月03日 まな板の上の鮟鱇リターンズ・2
Trackback URL : [ http://ms.flowercircle.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/289 ] [コメント (8)] [トラックバック (0)]
仕事上のお付き合いでちょっとしたトラブルがあって滅入っているtibです。その方は直接会って話しているととてもいい人なんです。いつも笑顔で言葉遣いもきれいで。でもそれがメールになると打って変わって激しい言葉のオンパレード。本当に同じ人が書いているのかと疑ってしまうくらい。...いや、不満をぶつけられるのはいいんです。私にも責められるべき所はありますし。でもそれなら直接会っていても怒っていて欲しいんですよ。怒りキャラでいくならそれを通してほしいんです。そんな事が何度も続くうちに直接会っていてもその笑顔の奥に何か潜んでいるんじゃないか、今聞いた言葉をそのまま信用しちゃっていいのか躊躇するようになってしまいました。
さて、殊勝にも期待しておられた方々、お待たせしました。前々回のtiblogの続きです(前々回のを読んでいない方、読んだハズだけど忘れちゃった方は一応そちらを先にお読みください)。
「造影剤、どうします?」と訊かれても、私に選択肢はないので承諾するしかありません。...おかしいなぁ。前日入院していたんだから承諾を得る時間なんて十分にあったはずなのになぁ、と文句を言いながら造影剤を入れてもらいます。しばらく待つと、私の体の中を流れる造影剤がモニターに映し出されてきます。その造影剤の流れを追って、X線照射の装置や私が寝かされているベッドを動かして、怪しいところを探していきます。...なかなか見つかりません。もう1本造影剤を入れなきゃならないか? という頃になってやっと、それらしきところが見つかりました。
医師「この辺ですね。それでは破砕に入ります。」
前回の手術と同じように「バチバチバチ」と火花を散らすような音と、輪ゴムでピンピン弾かれているような感じが始まりました。造影剤の効果か、私の意識もやはり朦朧としてきました。薄れていく意識の中で超音波モニターを見ていると、胎児の発育検査などでみるような白黒のボンヤリした画像の中に稲妻のように白い線が現れては消え、現れては消え、しています。超音波照射のペースは前回の手術よりもずっと早い感じです。あっという間に1000を越えていました。そのあたりからはよく覚えていません。ただ、前回は超音波を当てられている辺りがむずがゆい感じだったのに、今回はハッキリ痛いです。その事を医師に言うと、
医師「石を砕くということは、破片は飛び散りますよね? その飛び散る勢いで内臓を傷つける事もあるんですよ。...ほら、破片って普通とがってるじゃないですか。」
あー、なるほどね。じゃぁこれは本当に石が砕かれている証拠な訳ですね? ...だったらもう手術終わりにしても良さそうなものですけどなんでまだしつこく打ち続けてるの? ...と訊きたかったのですが、それを訊けるほどの意識は私には残っていませんでした。
それからどれほどの時間が経ったでしょうか、気がつくともう1人の医師も手術室に来ていて、2人でなにやら話しています。
医師A「一応ココら一帯に破砕をかけたんですが...」
医師B「ん? いいじゃない。もっと徹底的にやっちゃえば。」
医師A「でも、もう次のオペが...」
医師B「あ、もうこんな時間か。じゃいいっかぁ。終わろっ。」
い、いいんですか? 手術ってそういう終わり方をするものなんですか? そんな言い方をしているって事はちゃんと石を砕けたかどうかの確認はしていないって事ですよね? ...という抗議したくても声が出ません。自力で起きあがる事もできません。結局なすがまま起こされて手術終了、車椅子に乗せられて病室へ戻りました。ベッドを降りる時にチラッと見えた破砕装置のモニターには8400発打ったと表示されていました。前回の手術の4倍近く打っていた事になります。それだけやれば、むずがゆさだけで終わらず痛くもなるわ。もし手術の予定がふさがってなくて、医師Bのいうように徹底的にやっていたらどうなっていたんだろう? と、ちょっと怖くなりました。
何時間か経って、ベッドで寝ていると看護師さんが病室にやって来ました。どうも私の意識の回復が遅いらしく、このままもう1泊入院してますか? と訊かれました。正直言ってもう1泊した方が安心です。前日の1泊のムダさ加減に比べたら術後の1泊は絶対必要に思えます。でも、あの手術の切り上げ方に対する不満がまだ消えていなかった私にはすぐにでもここを出たい気持ちが勝っていました。「仕事の事もありますし多少無理してでも今日中に退院します」と告げるとその看護師さん、痛み止めを大量に持ってきてくれました。...何これ、「これから先、痛むだろうから」って事ですか。痛みから1日でも早く解放されたいから、自然排石の可能性に掛けましょうって言われていたのを押して手術を選んだんだけどなぁ...。そうかぁ、痛むのかぁ...。何のために手術したんだろ。
「多少無理してでも」と言い残して退院したものの、実際は「かなり無理」だったみたいです。痛み止めは1度使ったら最低6時間は空けて下さい、と注意を受けていたのですが、キッチリ5時間半おきに痛みがぶり返してきます。時計とにらめっこしながら30分耐えて、薬が効いてくるまで約40分耐えて...が1日4回。結構辛いですよ。手術前の方がまだラクだったようにさえ思えます。
...早いもので、手術を受けてから半月あまり。さすがに痛みはなくなってきました。ただ、薬に頼るほどではない鈍痛が長時間続いたり、歩いている時などに背中に「何かあるな?」という感覚が残っています。私が今回選択したのは「前日入院・当日退院」でしたが、もしこれを読んでいるみなさんや身の回りの方々に結石で苦しんでいる方がいらっしゃったら、「当日入院・翌日退院」をお勧めします。さらに可能なら、「山ほど痛み止めをもらってきて自然排石を待つ」をお勧めします。
前回は体の左側、今回は右側で別物だから、という理屈でタダにはしてもらえませんでした。
2006年12月01日 先月分の収支報告
Trackback URL : [ http://ms.flowercircle.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/288 ] [コメント (0)] [トラックバック (0)]
先日、自動販売機で買い物をしたらおつりが多く出てきて腹立たしいtibです。...いや、そもそも友人に借りた180円を換えそうと思ったのに、私は500円玉しかない、友人は小銭を持っていないということで、特に飲みたいわけでもないけどジュースでも買えばいいかと。で、500円入れて120円のジュースを買って、出てきたおつりがなぜ400円? 20円得したことになるけど、これじゃ友人に180円返せないじゃん。
さて、月初め恒例、このサイトの収支報告です。
収入 | 支出 | ||
---|---|---|---|
総計:+6,579 | |||
先月までの収入 | ¥26,109 | 先月までの支出 | ¥20,400 |
amazon (3件) | ¥105 | ||
楽天市場(8件) | ¥765 | ||
合計 | ¥26,979 | 合計 | ¥20,400 |
アフィリエイトにご協力下さった方々、ありがとうございます。
あんまり「忙しい」を言い訳にしたくはないのですが、本当に自分で思い通りに使える時間がなく、前回のtiblogの続きを引っ張り続けたままになっています。殊勝にも期待しておられる方々、もう少々お待ち下さい。