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2006年01月24日 ジキルとハイド?

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ライブドアの堀江社長が逮捕されたニュースはいろんな所に影響が出ているようですが、中でも去年の衆院選でホリエモンを強く推した自民党に対して挙がっている批判の声を見てみると「なんだかなぁ〜」と思ってしまうtibです。武部幹事長曰く、「個人として謙虚に反省しなければならないことは反省しなければならない」「党として応援したのではなく、あくまで個人的に応援した」...なんなんでしょう、これ。ホリエモンは自民党の公認候補ではありませんでしたから、「個人的に」という言い訳もまぁよしとしましょう。でもあれだけ持ち上げたんですから、手のひら返したようなコメントでなく、「逮捕されただけでしょ? 起訴されて有罪判決がでたわけでもないのに罪人扱いするのはいかがなものか。容疑を掛けられているのは遺憾だがこの機会に自らの潔白を証明して堂々と戻ってきてほしい」くらいのことを言ってほしかったです。

さて、皆さんは「解離性障害」という病気を聞いた事がありますか? 不勉強な私はつい最近知ったのですが、大学時代の後輩がこれにかかっていると診断されたそうです。表面的な症状は一時的な記憶喪失とか多重人格とかで、頭というよりは心に原因があるらしいです。強いストレスの中での生活を長く続けていると起こったりするらしいです。

確かにその後輩は最近、携帯電話やら財布やらをどこにしまったのか思い出せない、単なる置き忘れではなく「わざわざ隠した」としか思えないような所から出てくる、しかも隠した記憶は一切ない。買い物に出て自分がどこにいるのか解らなくなる。忘れないようにとメモを取るように心がけてみたら逆にメモを取らなきゃ行けない自分への不安に押しつぶされそうになる...。病院に通ってもなかなか「治す」という方向には話が進まず「進行を少しでも抑える」という程度なので、そう遠くない将来に完全に過去も現在も分からなくなっちゃうんだ...と、不安になるとそれがまた解離の元になって、悪循環を断ち切れません。

かくいう私も、これと同じかどうかは解らないんですが昨日、似たような事がありました。

先週の金曜の夜、とあるwebサイトで通販の申し込みをしました。そこはクレジットカード決済を受け付けていなかったので、郵便振替で支払う事にしました。

「ご注文を承りました。郵便振替を選択された方は1週間以内にお振り込みをお願いします。」

というメッセージが出てきました。...ふむふむ、27日までに振り込めばいいのね? まぁ、月曜にでも振り込みに行ってきましょう...で、月曜。そのことをすっかり忘れていて、日もすっかり暮れてから、そうだ振り込みに行ってくるんだった!! と気づいたちょうどその時にメールが。

「今回はご注文頂き誠にありがとうございます。ご入金を確認しましたので、商品の方を発送致します。到着まで今しばらくお待ちください。」

...ん? 私、振り込んだっけ? 先週から郵便局に行った記憶なんてないのに。他の誰かに振り込みを頼んだ記憶もないのに。財布の中身も減っているようには見えないのに。ふ〜ん、そぉかぁ、自分じゃ気づいていないけど、私、いつの間にか振り込んでいたんだ〜。で、今朝。その商品が届きました。ふ〜ん、これはやっぱり私は振り込んだって事だよねぇ。あ〜こんな事ならもっとドドーンと注文しとけば良かった。とりあえずしばらくは「手違いでした、ちゃんと振り込んでね」っていうメールが来ない事を祈ろうっと。

「逮捕されただけでしょ? 〜」は、以前鈴木宗男氏が逮捕された時に自民党が言ってのけた言葉です。

2006年01月23日 糠に五寸釘

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私がFirefoxというブラウザをお勧めしていることは、以前ここで書きましたが、依然としてIEを使う人がダントツで多くてちょっと寂しいtibです。...いやぁ、Firefoxは使いやすいですよ。安全だとか、カスタマイズがラクだとか、いろいろ利点はありますが、例えば、このサイトのトップページにあるような検索エンジンフォームが最初からついていて、多くの検索エンジンから好きなものを選んで使う事ができます。しかも自分が使う検索エンジンを選択肢に簡単に追加できて、その情報をネット上で公開できるんです。私もいくつか自分で用意した検索エンジンフォームを公開してみました。

さて、先日叔母(公務員)から電話がかかってきました。

叔母「あ、tib? ちょっとうちのPCをインターネットにつなげるにはどうすればいいのか教えてほしいんだけど。」

叔母は「PC初心者歴10年以上」の強者です。これまでも何度となくPC関係の質問は受けてきましたがどんなに説明しても理解しようとしてくれないので、ここ数年は顔を合わせてもPC関係の話は絶対にしないようにしていました。でも、PCの話ならともかくネットの事となると、テキトーに接続してウィルスやハッキングなどセキュリティ系の問題を引き起こされては取り返しがつかなくなるので、話を聞く事にしました。

私「で、ネットなんかにつないで何するの?」
叔母「そんなの『株』に決まってるじゃな〜い。うまくいったら1割くらいお礼あげるから。」

ネ、ネットの用途は「株」に決まってるとおっしゃいますか? 私でさえ手を出していないのに?

私「『うまくいったら』ってどれくらい?」
叔母「そうねぇ、1日で数億円くらい儲かったら、かな。...いや、そういう人もいるんだよ? 知ってる?」

そりゃニュースくらい見ているんで知ってますけど、ニュースになるという事は稀なケースなんだって解ってる? この時点でもう私にはネタなのか本気なのか解りません。

私「えーっと、要するに『デイトレーダー』を目指したい、と。今の仕事はどうするの?」
叔母「そりゃもちろん続けるわよ。」
私「平日の昼間はいつも仕事をしている状態で、デイトレーダーをしたい、と。無理でしょ、そんなの。夜や土日は証券取引所やってないじゃん。」
叔母「それがぁ、ネットでなら売り買いできるらしいのよ。」

それは単に翌朝の取引のための予約ができるということでは? 大体証券取引所が閉まってるのに数億円も儲かるようなおいしい話が転がってくるはずもないじゃないですか(私は株は素人ですが認識が甘いのかな?)。

私「そういうものなの...? 多分違うと思うけどなぁ。あ、もしかしてロンドンやニューヨークの株を売り買いするつもり?」
叔母「私に英語なんか分かるわけないじゃない!! tibが教えてくれるならいいけど」
私「通訳付きのデイトレーダーなんて聞いた事ないよぉ」

結局その場は押し切られて、叔母の家までPCのセットアップに行く事になりました。案の定PC(Windows XP)は買ったままの状態です。こんなPCを仕事場のネットワークにつないでいたというのです。調べてみるとやっぱりウィルスに感染していました。逃げ出したい気持ちで一杯ですが乗りかかった船なので一通り面倒を見ましたよ、何時間かかったか解らないくらい。なんとかセットアップを終えて、

私「ふぅ、やっとセットアップ終わった〜ぁ。」
叔母「じゃぁ○○証券のホームページを開いて。」

そのくらい自分でやってくれぇ!!と言いたいのを抑えつつ、検索して開きました。向学のためになるかも知れませんし。

叔母「...何これ。」
私「ログインが必要なんだね。ID(口座番号)とパスワードを入れなきゃ。」
叔母「何? パスワードって。」

知るかぁ!! パスワード発行とかしてもらってないの? おいおい、これだけ散々やらせてこんなオチ? 辞めといた方がいいよ、新聞で株価チェックして電話で注文するでいいじゃない。少なくとももっとちゃんと調べてからにしてよぉ、とクギ刺して帰ってきました。とっても空しい2日間でした。

実はこの前に、叔父に泣きついて教わっていたのに自分では
結局マニュアルの1行すら読まなかったと聞いて愕然としてしまいました。

2006年01月21日 日本ブログ大賞?

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最近ちょっと忙しくてなかなかtiblogを更新できずにいるtibです。今週は特に、私も一言言いたくなるくらい大きなニュースが立て続けにあったのでそれについても書きたいし、先日のオフ会の時の話も書きたいし、掲示板で話題に挙がっている話の延長のような話も転がり込んできてるし、他にもいろいろ...。せっかく書こうと思っていた事を忘れてしまう事も多いのでメモを取っておくようにしたはいいものの、溜まる一方でなかなか減りません。

日本ブログ大賞2006」というコンテスト? が開催中だという事を最近知りました。そうかぁ、blogってそんなイベントが開かれるくらいに浸透してるんだ...と思ってノミネート作品を見てみると、これでいいの? と首をかしげてしまうような物も少なくありません。毎日のように更新しているもののほんの2〜3行しかなかったり、コメントはたくさんついているけど書き込んでいるのは同じ人ばかりでチャットと変わらない状態だったり。ジャーナリストを目指す人が自分の文章力をアピールしようとしているのかな?と思うくらい気合いの入ったblogもあれば、わざわざこんな事書く必要あるのかなぁ?と不思議に思ってしまう物まであります。blogの自由度というか、幅の広さを感じます。tiblogは、気合い入れて書いている時もあればまったく力を抜いている事も...。世界中の人に読んでもらいたいと思う時もあれば、読む人の事を全く考えずに自己満足だけで書いている事も...。連日更新する事もあれば何日も空く事も...。ある意味blog界の縮図?

それにしてもこれ、どうやって審査するんでしょうね? 審査が大変そうだなぁと思うのは、自薦・他薦を問わずにノミネートできるために、膨大な数のblogを玉石混合な状態で審査しなくてはならないだけではありません。blogは常に更新されていますし、既に公開された記事が後から手直しされたり削除されたりします。審査員が授賞の決め手と考えたものが発表の頃には丸ごと削除されている可能性だってあります。受賞したblogにはそれなりにアクセスが集中していくでしょうが、基本的に個人で運営しているblogに受賞時の質を保てる保証なんてないので、質が落ちていったブログを読んで「こんなのに賞やったの? どういう審査員が選んでるんだ?」と思われかねません。

ちょっと話はずれますが、子供の頃は毎年楽しみにしていた「レコード大賞」を、もう何年も見ていない事に気づきました。なんで見なくなったんだろう? と考えてみると、多分、昔のような大ヒット曲が減ったからじゃなくて、他人の評価が気にならなくなったからだと思うんです。よく「価値観の多様化」と言われたりしますが、ヒットチャートを追って今週は誰が上がって誰が下がった、なんて事を話し合っていたのはもう昔の事です。いろんな人の音楽を聴くのは相変わらずですけどね、そういえば「最近こういうのにハマってるんだ」なんて話もしなくなったなぁ。

先に述べた「blogの幅の広さを感じる」というのは、まさにblogという文化が、他人からの評価を気にせず好きな事を好きなように表現するのが当たり前の時代に生まれたものだからです。そこに何かの基準を持ってきて「このblogがいい」と評価していく事は、blogという文化を発展させていくようには思えないんです。少なくとも、賞を狙う人達のレベルアップにはそこそこ寄与しても、裾野を広げる方向には貢献できないと思うんです。むしろ、blog人口を減らしてしまうんじゃないかと。...まぁ、今やblog人口ってとんでもなく多いらしいので、1〜2年でブームが去れば、別に日本ブログ大賞のせいでなくても自然にblog人口は減っていくのかも知れませんけど。

溜まってるtiblogネタ集は実はこっそり先日のオフ会に持ち込んでいたんですが、
他の方々の方がもっとずっと話題豊富で、披露する余地はありませんでした。いずれココで。

2006年01月14日 安いパソコンの落とし穴

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メイン掲示板に書き込まれている、先日行われたオフ会のリポート読んでいてどうも私に対する印象についての部分になると、普段人から評価され慣れていないからか「これはヤラセだ! ムリヤリ書かされているに違いない」と思われていないかとビクビクしてしまうtibです。でも、あれはヤラセじゃないですよ、って私が言えばいうほど怪しく見えてくるもので...。

さて、つい先日の事、PCが壊れました。24時間つけっぱなしにしているPCが朝気づいてみると電源が切れた状態になっているじゃありませんか。何度電源ボタンを押してみてもPCは動いてくれません。新しいPCを買う余裕なんてない私にとってこれは一大事です。...いやいや、そういう問題じゃなくて。このPCのハードディスクには結構大切なファイルがいくつも入っていたのでなんとか復旧させなくては...。

まずは、データの復旧です。本体からハードディスクを取り出して別のPCにつないでみて、ハードディスク自体に異常がないか、ファイルは読めるかどうかを確認します。幸い、ハードディスクには異常はないようです。ここさえ無事なら、あとはせいぜい部品交換で何とかなるはずです。

ここでPCメーカーのカスタマーサポートに電話します。「tibはコンピュータに詳しそうだから自作してるんでしょ?」と思っている方もいらっしゃるかも知れませんが、そもそもハードウェアにあまり詳しくないのとパーツ選びが面倒なのと今や自作PCはメーカー品に比べてそう驚くほど安く上がるわけでもないので、私はメーカー品を使っています。電話でいくつかチェックポイントを教えてもらい、確認していくとどうやら原因は「電源ユニット」にあるようです。この部品を交換すれば良さそうだという所まで辿り着きました。ここで一旦電話を切ります。交換する部品の見積書がFaxで送られてくるのを待つわけです。ところが送られてきた見積書には目を疑うような数字が。

電源ユニット、4,500円
マザーボード、31,000円
出張修理費、30,000円

これに消費税がついて計68,775円!? カスタマーサポートにもう一度電話してみると、

「電源ユニットが壊れている場合は、マザーボードも壊れている可能性があります。また、電源ユニットの交換は必ず当社のサービスマンがお伺いして交換作業を行う事になっておりまして...。お客様の方で電源ユニットの交換をされて、その作業中に何か問題が起きてもっとひどい状況に陥っても困りますし。」

との事でした。なるほどね...って、納得できるわけないじゃないですか。ただの部品交換ですよ? コードの抜き差しが何本かとネジ止めが3ヶ所だけですよ? ドライバー1本あれば10分もかからずにできる作業のためにわざわざ来てもらって3万円も払うなんてバカげてます。しかもマザーボードは何ともないかも知れないのに。4,500円+消費税で済みそうなものなのに7万近くも払うくらいなら中古PCを探した方がマシです。うーん、安いPCを買ったつもりだったけどこういう所でお金がかかっていくのかぁ。それにしてもたった10分の作業で3万円稼ぐとはなんて高給取りなんでしょう。ネジひと締め1万円...んなアホな。というわけで、ゴネました。そしたら「万が一作業中に何か問題が起きてもメーカー側の責任じゃないからね」という念書を書くという条件で部品を送ってもらえる事になりました。案の定、10分もかからずに電源は交換できて、PCは無事復旧してくれました。

その後、ハードウェアに詳しい人に訊いてみると、電源ユニットの交換の場合、交換作業中に電圧異常などでマザーボードが壊れたり、マザーボードに異常があると交換した電源ユニットを壊す事もあるそうで、今回マザーボードには異常がなかったのとメーカーから純正の部品を送ってもらったから良かったようなものの、ハードディスクの交換と同じ程度に考えていた私はちょっと認識が甘かったんだそうです。へぇ〜、ラッキー。

私は(ハードウェアの専門知識は)何も知らない。でも知らないという事を知っている。
知らないという事を知っていながら人に訊いたり自力で調べたりするのは後回し。

2006年01月05日 上海旅行記 part 2

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昨年9月までこのサイトのドメイン名だった「hanamarufan.net」が11月に別の人が取得していたと知って驚いているtibです。今のところまだ具体的なサイトにはなっていないみたいですが、このサイトとは全くなんの関係もありませんのでご注意下さいね。...それにしても、どう見ても「hanamarufan.net」という名前に相応しいサイトには見えないけど、そんな名前でも確保しておきたいと思わせるくらい、あのドメイン名には付加価値がついていたって事なのかなぁ? ...だとしたら、このサイトを愛してくださる皆さんのおかげです。

さて、お約束(?)の、上海旅行記の続編です。

前回上海に行った時は、中国に降り立ってすぐに「この国の人は...」と呆れました。入国審査の後には税関や検疫があり、それぞれに機内で書いていた申告書を提出するのですが、誰も係員がいないんです。無人のブースに段ボールの箱が置いてあるだけ。誰か係員が来るまで待っていなきゃ行けないのかな? と思っていると中国人達が無造作にその箱に申請書を投げ込んで先へ進んでいきます。それでいいのか? それで。...で、今回。空港も新しくなって税関や検疫のブースも綺麗になりました。ブースにはちゃんと人もいます。私が申告書を渡すと、笑顔で進む方向を示してくれます...おいおい、申請書の内容チェックしないの? 自分が何を受け取ったか見てもいないでしょ? あんた、ここにいる意味ないじゃん。箱に投げ込むのとあんたに手渡しするの、何にも違わないよ。一昨日のtiblogで「物は変わっても人は変わっていない」という話を書きましたが、空港が変わっても人は本質的に変わっていないようです。

雑伎団の妙技上海に行ったらやっぱり雑伎団は見ておきたいという事で、見に行きました。事前に予約しておいたチケットを持って、タクシーで会場に乗り付けました。いざ会場に入ろうとすると...あれ? 入口に「もぎり」がいない。あれ? 入っていいのかな? もっと奥にいるのかな? ...とどんどん進んでいくうちにチケットの示す席に着いてしまいました。おいおい、結局誰にもチケット見せることなく席に着いちゃったよ。いいのか? いいのか? こんなんで。最大限中国寄りの解釈をするなら、「どうせ満席なんだからいちいち入口でチェックしなくたって観客同士でチェックできるでしょ」という事なんでしょうか。でもそれは空席があった場合、素知らぬ顔してタダで潜り込んでも誰にもバレない、という事になるのでは...? ちなみに右の写真はその時の出し物の一部です。画像をクリックすると少し大きい写真で見る事ができます。命綱こそつけていますが、こんなレベルの我が目を疑わんばかりの出し物が目白押しでした。

ちょっとだけメイン掲示板にも書きましたが、鳥インフルエンザの心配は全くありませんでした。確かに一時期(10月頃)には全ての市場・レストランから鳥という鳥が姿を消したらしいのですが、1ヶ月くらいで騒ぎは収まったそうです。ただ単にほとぼりが冷めたというわけではなく、政府が注意喚起のキャンペーンを行っているのが大きそうです。右の写真は市場の入口に掲げられた、そんなキャンペーンの横断幕です。これの他にも「なるべく窓を開けて換気を良くしましょう」とか「手を洗ったりうがいをしたり、衛生には気をつけましょう」とか、いろんな注意点を街のいろんな所で目にします。上海は市民の意識レベルが高いので比較的早く鳥インフルエンザを押さえ込む事ができた...っていうのですが、ホント? 本当にそういう基本的なところに気をつけていれば大丈夫なの? というか、街にマナー喚起のサインもいっぱいあるのにそっちは明らかに功を奏していないんですけど、本当に意識レベル高いの?

これもちょっとだけメイン掲示板に書きましたが、今回、いろんなものを食べました。もちろん上海蟹も食べました。あれ、身は全然おいしくないですね。ミソのみでいいと思いました。なので、上海蟹ミソの小籠包なんて最高でした。で、右の写真はメイン掲示板にも書いた「犬」です。お茶の葉を敷き詰めて蒸し焼き?状態で出てきました。食感は豚の角煮のとっても柔らかいものを想像してみてください。以前韓国人から「犬肉はニオイがきついので女性は嫌がる人が多い。最近の若者は男性でもあまり食べなくなってきている」と聞いていたので、結構なニオイを覚悟していたのに、全然ニオイなんて気になりませんでした。むしろ日本で普通に出しても十分受け入れられるような上品なお味。うーん、羊とかも若い内だと匂わないですよね? これも若い犬なのかなぁ? そういえばこのレストランの外の道端で見かけた「犬売り」は生後間もない子犬ばかり売ってましたけど、そういう事なのかな?

この「犬料理」は確か48元(700円弱)。ちなみに、自動販売機の缶コーラが2元、マクドナルドのモーニングメニューが9元、ファーストフードっぽいレストランでチャーハンとどんぶり1杯の豆乳と揚げパンみたいなのを頼んで15元。大学の学食で東坡肉+ご飯(普通盛り)で4.3元。...なので、この1品で48元はかなり張り込んだ気がします。

追記 2006/01/06 14:04

今日のニュースで、「上海で野良猫を捕まえては売りさばく業者がいて、羊肉と偽って串焼きで売られている」との事。なんでも猫肉に羊の脂を塗ると素人では分からないくらいなんだとか。うーん、そういえばウイグル自治区のレストラン(居酒屋?)で出てきた羊肉串焼き、あれはもしかして猫だったのかな? そういえば前回上海に来た時はもっと野良猫が多かったような...。広州では猫も食用として平気で売られているので食べる事自体は問題ないんでしょうけど、野良猫をヤミで取引して羊と偽っているあたりに、当局が指摘する「衛生上の不安」が気になります。

...集めた旅行記ネタ、priceless。

2006年01月03日 上海旅行記 part 1

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生まれて初めて箱根駅伝を最初から最後まで見てしまったグータラ者のtibです。事前に選手にいろいろ取材してリアルタイムで感動を伝えなくてはならないのは大変だとは思いますが、「この1年間、毎日走ってきました。毎朝の練習はキツいですが、去年走れなかった悔しさに比べればマシだと言っていた○○大学の△△が今抜かれようとしています」って...、そういうコメントは順位を上げそうな選手に対して言ってほしいなぁ。

さて、tiblogや掲示板でも書いていますが、先週上海に行ってきました。6年ぶり2回目の上海は、この間に世界的に見ても目覚ましい発展を続けて、上海へ旅する友人の話を聞く度に街の様子が全然違っているくらいです。まぁ、裏通りへ入れば以前のままの街並みを残している地区もありますが、表通りはどんなに記憶をたどっても以前来たことがある街とは思えません。聞けば、「この高速道路は先月できたばかりだ」とか、「この地下鉄は今朝開通したんだ」とか、そんな話が次々に出てきます。どうやら開発の速さのポイントは、土地が全部国の物なのでそこに住んでいる人に立ち退き交渉の余地がないことと、地震がない国なので耐震強度を考えない安普請でも問題がないところにあるようです。

ただ、街は変わっても人はあんまり変わっていないようで...。

前回上海に来たときに、人々のマナーの悪さには閉口していました。列を作って順番を守るという習慣がないのか、なにかの売場に並んで待っているのは外国人ばかりで、中国人はどんどん割り込んでいくのが納得いきませんでした。...時が流れて、地下鉄のホームにはいろんな注意書きが並んでいます。「ゴミ捨て禁止」「ツバ吐き禁止」「電車に乗る人はここに並んでください」「降りる人が先です」...まぁいろいろありますが、やっぱりあんまり守られていません。電車のホーム全体に人が散らばっていて、電車がくると、東京並みの満員電車だというのに、降りる人もたくさんいるというのに、我先にと乗り込もうとします。

中国といって気になるのは、トイレです。よく個室になっていない...なんて話を聞きますよね? 中国人に言わせると「トイレはコミュニケーションの場なんだからお互い顔くらい見えた方がいいじゃない」ということらしいのですが、...いやいや、日本人にとってはトイレはプライベートスペースですよぉ、思いっきり。さすがにまともなホテル・レストランなど公共の場でならそんなトイレを見ることはありません。でも、でも...。

南京に向かう電車で、トイレに行こうとしました。ドアの取っ手の部分には内側から鍵をかけているかどうかが判るようになっています。この辺までは日本と同じです。私がトイレの前で待っていると、私の後ろからやってきた人が私を押しのけてドアをガシガシ開けようとします。おいおい、私の方が先だから。...いやいや、そういう問題じゃなくて、あなた鍵かかってるの見えてるでしょ? と、その時。「ガラッ」。...あ、開いた。当然中には人がいて、今まさに使用中。私の後から来て強引にドアを開けた人は「なんだ、いるのか。待ってるんだから早くしろよ」と言い残して閉めました。マナーがあるのかないのかよくわかりません。...もしかして過渡期? 嫌な過渡期だなぁ。

この後私が入って、入念に鍵がかかっていることをチェックしましたが、やっぱり開けられました。

2006年01月02日 先月分の収支報告

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新年明けましてございます。...どうも喪中の人は「おめでとう」と言っちゃいけないらしいので、新年の挨拶としてはこの辺が限界なtibです。とはいえ、近所の店とかはみんな元旦から営業していますし、凧揚げ・羽根突き・独楽回しなどで遊んでいる子供達も見かけないので、普通の日曜日と雰囲気はあまり変わらないですね。

さて、月初め恒例、このサイトの収支報告です。

収入 支出
先月までの収入 ¥17,891 先月までの支出 ¥13,600
amazon (4件) ¥442    
楽天市場(4件) ¥331
合計 ¥18,664 合計 ¥13,600

アフィリエイトにご協力下さった方々、ありがとうございます。

今年も何かと至らぬ管理人だとは思いますが、皆さんのサポートに支えられてがんばっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

意識して正月らしいことを何かしないと、本当に何事もなく過ぎちゃうものなんだなぁ。
 

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